2018年09月01日

大きい犬

2013年5月10日に亡くなった大きい犬の写真が デジカメの
メモリーに残っていました。
元気に庭を走り回って、裏の駐車場の屋根に上ると
重みでそこら中に穴があき、それでも下に落ちることは
ありませんでした。
人間でいえば眉毛が長く伸びて目にかかるので切ってやろうと
ハサミを近づけると、いつも嫌がって逃げ出しました。
庭を穴だらけにしたり、裏の通りを犬が散歩していると
一目散で出口まで走ってワンワン吠えていました。

それが大きい犬の日常だったのでしょうが、何でもない
出来事を覚えていたり思い出したり・・・・・・。
親しい人が亡くなったり、遠くに引っ越してしまうと親交が
あった時間が長いほど心の中にその人のフックがたくさんあり、
色々な思い出が引っかかっていて、何気ない時に現れる、
そんなことは誰にでもあると思います。

蝉の声が秋の虫の声に変わってきました、頭の上から
騒がしい声が聞こえるよりも足元で小さい声がする方が
心に隙間ができるのでしょうか。
細かいことで思考が止まり大切なことを忘れてしまう。
大きい犬の些細なことを思い出して、大きい犬が生きた
10数年の我が家での待遇や接し方、何より大きい犬の
気持ちに寄り添うことができていたのか、写真の
大きい犬はどこか間が抜けたように見えたり、
何かを訴えているように見えたり・・・・・・・
     
大きい犬

Posted by いとう茂 at 10:46│Comments(0)
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