2018年09月22日

9月通常会議一般質問から③

ブロック塀を含む、公共施設の緊急点検について
② 職員による目視と触診だけで、安全管理に万全を
期するよう求めた本市や国土交通省の通知内容を
満たす点検ができたのかお訊ねします。

答弁 職員による目視と触診についてでございますが、
大阪北部地震の直後、6月19日に本市が独自に作成した
ブロック塀の点検チェックシートに基づき、各施設管理者に
緊急点検を行うよう通知いたしました。
そのチェック項目は、国土交通省の示す項目のうち、
塀の高さ、厚み、控え壁の有無等、主な7項目であり、
専門的知識のない施設管理者でも早期に点検が
できるものとしています。
施設管理者による緊急点検の報告を踏まえ、
法の基準不適合や不具合の可能性のあるブロック塀を
44件に絞り込み、再度、建築技術職員が塀の傾き、
劣化度及びきれつの有無、控え壁の配置寸法の計測、
基礎の形状の確認など詳細な点検を行ったものであり、
一定の安全基準を満たす点検を行ったものと考えております。
そしてその上で、これら再点検の対象となった
ブロック塀については、安全配慮の観点から
取り壊す予定であります。

③大津市から市民に出されている「ブロック塀の安全性の
確認」のお願いには国土交通省の通知にある傾きやひび割れが
抜けていますが、その理由について伺います。
                                                
答弁 国土交通省通知の傾きやひび割れが抜けている
についてでありますが、本市では、地震発生後、市民の皆様に、
いち早くブロック塀の適正管理のお願いを目的として、
リーフレットの配布やホームページへの掲載により
周知啓発活動を開始したものです。
この国土交通省からの通知後については、
傾きやひび割れ項目を含む、最新の情報提供に
努めているところであります。

④ 透かしブロックには、鉄筋を通すスペースのない
場合が多く、縦の鉄筋が通ってない等、強度に問題が
あるとされていますが、その点に関しては問題が
なかったのかお訊ねします。

答弁 当該44件を現地調査した結果、学校施設以外でも
透かしブロックを使用したブロック塀が5件存在していることを
確認しています。
議員お述べのとおり、透かしブロックが使用されている場合、
鉄筋を通すスペースの確保が難しく、縦の鉄筋が
入っていない可能性があります。
補強コンクリートブロック造の塀の基準では、
横80センチ以内の間隔で縦の鉄筋を配筋する必要があり、
配筋されていない場合、構造基準に不適合となり、
必要な強度を満たしていないことになります。
このため、安全性を最優先に考えて、当該5件と
議員ご指摘の学校施設に係る1件の合計6件のブロック塀は
全て撤去する方針です。
なお、当初の施設管理者の緊急点検において法の
基準不適合や不具合のおそれがないとされた施設については、
透かしブロックの存否は現在確認できていませんが、
必要に応じた対応を行ってまいりたいと考えております。


⑥緊急点検でブロック塀以外に点検を実施された建築物と
結果についてお訊ねします。

答弁 ブロック塀以外の建築物と結果についてでありますが、
各部局において、看板や石碑等を含むその他の建築物等に
破損、ぐらつき等がないか、併せて点検を実施いたしました。
この点検の結果、不具合等は報告されておりません。


Posted by いとう茂 at 20:58│Comments(0)
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