2018年10月30日

共感した言葉④

安岡正篤さんの著書から何回かに分けて
心に響いた言葉を紹介したいと思います。
多くの経営者や学者、政治家に大きな影響を与え、その考えは
現在にも受け継がれ、氏を師と仰ぎ各地で勉強会も
継続されています。
来年5月から元号が変わりますが、平成の名付け親とも
言われています。

・雑然たる大衆の中からは何らの価値あるものは生まれては
こない。
人間の真実の価値は、全て個人の深遠な内面から発して
くるものだ。

・人を観る時は前よりも後ろから観るのがよい。
前はつくろえるが、後ろはごまかせないからだ。
だから後姿の淋しいというのは何よりもよくない。
逆に立派だと言われるようになれば、人間もできたというものだ。

・時代・人心を救おうとする人物は世の批判や迫害に対して、
もとより不退転の勇気・信念を抱くものでなければならぬが、
その勇気・信念もその人の根底に深く培われた道心・宗教的精神
から発したものでないと本物ではない。
そしてこの宗教的精神は、為政者に最も必要なものだ。

・茶道では一期一会の精神を尊ぶ。
主客相対したときに、今生においてこれを限り、再び会えぬかも
しれぬという心で茶を点ずる。
人間の一生も、真の生き方はこの一期一会である。

Posted by いとう茂 at 21:41│Comments(0)
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