2018年11月20日

段取り

若い世代では使わない言葉だと思いますが、
事を運ぶための順序。
事がうまく運ぶように、前もって手順をととのえること。
手はず。
これが段取りです、この前、高校生と話をしていて、準備を
「こしらえ」と言ったら意味が通じませんでした。
核家族が増加して異世代の交流が減った分、こうした
我々が子どものころから慣れ親しんで使用してきた言葉も
消えていくのか、そんな寂寥感がありました。

友人のゴミ屋敷の掃除のことをこの前書きましたが、その
続編です。
今月末で契約が満了し引き払う借家のゴミと本宅に運ぶ
家財道具の段取りをしていました。
本宅前の立木が茂って、そちらの剪定もしなければいけません。
本宅のゴミ屋敷は、とりあえず月末までに布団が敷けるスペースを
確保することにしましたが、一番奥の部屋ですので、そこへ行く道を
作らなくてはいけません。
勝手口も玄関もドアを開けるとゴミが外に出るくらい山積みで
ゴミの分別をしながら掃除ですので、時間がどれくらいかかるのか
全く予測がつきません。

こちらは、12月に入ってから順次進めることで本人と同意しました。
とりあえず寝るスペースだけ作ればいいのですが、ごみの量が
借家の3倍はあると思いますので、越年も覚悟しなければ・・・・・。
借家の方は23日に女性3名にお願いして、下見だけで断ってもいい、
その条件で段取りが進みました。
植木屋さんと借家の清掃は手配がつきますが、手配した人が
続いて掃除をしてくれるか、それが問題です。
家財道具の運搬は幼なじみに頼めば何とかなりますので、こちらは
不安材料が一つ減ります。

段取りの語源を調べると歌舞伎の楽屋用語ということで、
芝居の話の区切りや一幕を段、そして芝居の流れや構成を段取りと、
呼んだということが語源のようですが、傾斜地に石段を設ける時に、
勾配を考えて何段に積み上げるか考える。
完成してからの具合いにより、「段取りがよい」「段取りが悪い」と
使われるようになったという説もありますが、こちらは俗説という
意見もあります。
いずれにしても、ゴミ屋敷は勾配がつけられるようにまずは
整地からの段取りです。

Posted by いとう茂 at 22:15│Comments(0)
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