2018年12月16日

蘇った映像

今から20年前、もしかするともう少し以前かも
知れません。
和太鼓の会の設立が平成3年ですから、やはり20年以上の
歳月が経っていると思います。
練習の様子をビデオに収めて、各自の欠点や曲のアレンジに
利用していた時期がありました。
練習時の撮影は8ミリビデオで行い、練習が終わると事務所で
その日の練習を見ながらVHSのテープにダビングして、メンバーで
回して自分のフォームやテンポの確認をしてもらいました。
おそらく5年くらい続けたと思います。

練習は2時間以上、ほとんど休憩なしで通していましたので、
120分のテープの通常モードではテープの録画時間を
オーバーするので3倍速での録画でした。
練習が終わると9時30分を回っており、それから2時間以上は
日付が変わりますので、たいていは翌日の夜もダビングに
時間を割いていました。
1週間に2度の練習でしたので、詰めてダビングすれば3倍速で
2回半は有に入りました。
2本のテープで5回の練習が録画できます。

8ミリはダビング用ですからテープは14・5本、VHSはマスターとして
残しますのでどんどん本数が増えました。
現在では8ミリビデオのカメラも壊れ、VHSを再生するデッキもなく
テープはそのままにしてありましたが、どうしたことかマスターとして
残しておいたVHSテープが見当たらず、8ミリテープが11本だけ
残っていました。
メンバーも入れ替わり撮影当時から残っているのは今年の1月時点で
5名でしたが、10月に立ち上げの時のリーダーが亡くなり、
チャーターメンバーは私一人になりました。

亡くなった後に、これではいつか途切れてしまうと考えて、8ミリビデオを
DVDに焼き付けに出し、2か月ほどたってようやく仕上がって
きました、20年以上放置していたテープは思った以上に劣化が
進んで3本は焼き付けができませんでした。
焼き付けができたテープも雨が降っていたり、飛んでいたりして
見づらい部分がありますが、当時の光景が蘇りました。
多い時で17名少ない時でも10名は練習に来ています、
1度に全員が叩けず1曲ごとに入れ替えでの練習ですので
テープは回し続けていました、懐かしい顔や声が蘇ってきます。
テープに映っていない人間もいますので、おそらく40名近い人間が
時間の長短は別にして太鼓を叩いていたはずで、テープを見ても
同じ場所で練習をしているのに誰かわからない者もいます。

ここでも時間の長さを再認識です。
8本のテープにはプロとジョイントしたコンサートも入っていますし、
最近力を入れて練習している曲も入っています、映像は蘇りましたが、
去っていった人や。亡くなった人は蘇りません。
せめて、残っている4名に当時の気力が蘇れば・・・・・。

Posted by いとう茂 at 21:49│Comments(0)
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