2019年01月01日

年の初めに

新しい年が来る前の午後11時40分前後に
家を出て、向かう先は旧知のお寺です、先代の住職は
お酒が好きでお参りの途中でうちに立ち寄り、一気に
ビールを4・5本、檀家ではありませんが、どこか気が合う
ところがあり、ほとんど毎月立ち寄っていました。
そんな住職も今年の5月で亡くなってから丸8年になります。
現在は次男がお寺を継いでいます、30代後半になった
次男も最近では住職が板についてきました。

平成8年には住職とカンボジアに出かけました、途中、
バンコクで1泊、予約はツインでしたがバンコクのホテルに着くと
部屋にはダブルベッドが1台だけ・・・・・・「俺は別にかまへんで」
住職はよかってもこちらは抵抗がありましたので、当然部屋を
替えてもらいました。
カンボジアでは川魚の生臭さが鼻につきメインディッシュが
食べられません、長いお米に塩を振りかけてビールの肴にして
カロリーを補給していました。
朝も薄いコーヒーとぱさぱさのパンしかなくビールを注文、
日本のビールよりも癖がありました、他にはウイスキーとワイン、
水が怖いので水割りやロックは敬遠してストレート、これが
結構回りますが、肴は現地のスーパーで買った塩と油まみれの
ピーナッツで酔いの回るのを抑えていました。

昨日も11時50分頃にはお寺について住職の奥さんに挨拶して
本堂の阿弥陀如来にお参りをしました。
毎年大みそかは本堂にお参りをするのですが、いつもドタドタ
大きな足音で住職が出てくるような気分になります。
私とは一回りほど違いましたが、年の差を感じさせない話口調で
暖かくもてなしてもらいました。
日付が変わると鐘を一つ突いて1年の無病息災をお願いして
お寺を後にして氏神にお参りです。

膳所には神社や神様を祀った祠が10以上ありますが、
すべてに宮司がいるわけではなく、氏子の多い5社がどこかの
神社の宮司を兼ねています。
家の前が氏神で先にお参りをすればいいのですが、この順番は
ずっと変わりません。
自分の家の主寺には・・・・・ほとんど行かない、先祖不幸者です。
神社から帰ると午前1時近くになっています、それから風呂にゆっくり
浸かって、棒鱈や叩き牛蒡などを肴にちびちびやるのが通例でしたが、
お酒をやめてからはそんな習慣もなくなり寒い部屋で布団にくるまり
惰眠をむさぼる、1年で誰にも気兼ねなく寝坊できる数少ない
元日の朝です、目覚めは午後ですが・・・・・・。

毎年同じことをして新しい年が迎えられる、それも幸せです。

Posted by いとう茂 at 20:57│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。