2019年01月16日

懐かしいものが出てきました

昨日は更生保護施設の将来像を考える会議と、
夜は和太鼓の練習と地域の会議でダブルブッキング、地域の
会議を優先して、終了後に練習に合流しました。
会議で3月2日に開催される火まつりの概要が承認され、
実行委員会で詳細な内容の確認になる予定です。
今年で28回目を迎える火まつりですが、平成7年の実施要項が
出てきました。

そう言えば、明日は平成7年の阪神淡路大震災から28年目の日です。
火まつりは平成4年から始まりましたので4回目になります。
1回目を開始するときに開催趣旨を前の春に着任してきた
支所長が草稿を作成していましたが、堅苦しい原稿でしたので、
私が書き換えました。
この趣旨が各戸配布のチラシに掲載されており、それも一緒に
綴じられていました。
懐かしい思いでほぼ30年前の自分と対面しました。
30代半ばの自分と感性がどのように違うか…………。

趣旨:「環境汚染」そのことを私たちはどれくらい、心と体で
大切な克服しなければならない問題としてとらえているのだろうか。
エビガニを釣った池は、酸性雨でいっぱい。
ままごとをした野の草は農薬でいっぱい。
それが当然と受けとめ育つ子どもたちにキラキラ輝く地球を
残さなくていいのだろうか。

母なる湖に目をやるとゴミや空き缶だらけ。
昔、参観日に来るお母さんは美人だった。
その美人のお母さんを友だちに自慢できた。
でも今、琵琶湖の美しさを誰にも自慢できない。
お母さんが隣にいると、とっても心が落ち着いた。

しかし今、ときには悪臭さえ漂う湖辺に、心が安らぐ場所は
少なくなった。
自分の皿から私の皿に、そっと肉を入れて「たくさんお食べ」と
言ってくれた母が今は泣いている。
思えば、ずい分親不孝をしたものだ。

化粧をすることも、着飾ることも忘れてしまうほど、
お母さんは疲れてしまった。
母はずっと私たちの健やかな成長と、身の安全を願って
くれているのだろう。

そんな母のためにヨシ刈りを行い、「美しく元気になって」という
願いをヨシたいまつにこめ、せめてもの親孝行を……と思います。
母(琵琶湖)のために、そして私たちの未来のために。

Posted by いとう茂 at 22:51│Comments(0)
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