2019年03月18日

修了式

今日は市内の幼稚園の修了式でした。
私は富士見幼稚園に議長の祝辞の代読で行ってきました。
入園式は地元の学区の幼稚園ですが、隣の富士見学区に
議員がいませんので毎年交代で議員が行っています。
もともとは膳所学区だったのですが人口が増加して、
子どもの数が増えましたので50年ほど前に膳所学区から
分離して、新しく富士見学区が誕生しています。

私が子どもの頃はまだ膳所学区でしたので、幼稚園のあたりや
もっと山の方からも友だちが徒歩で小学校まで通学していました。
一度、当時は焼野と言っていた地域の友人の家に遊びに
行った記憶がありますが、行くときは友人と一緒に行くので
問題はなかったのですが、それでも、とにかく歩いて、歩いて、
家に着いたのを覚えています。
帰りは一人でしたのでとぼとぼ歩いて帰ったのでしょうが、
とにかく国道までが遠い、子どもの足で小一時間は
かかると思いますが、心細い思いで家に帰りました。
こんなところから毎日学校に来ていたのかと感心と
驚きがありました。

幼稚園の修了者は19名、学区人口は1万人程ですので、
そこから考えると異常に少ない人数ですが、最近は、保育園に
通園する子どもが増加して、どこの学区でも幼稚園児は減少
しています。
子どもを保育園に預けて社会参加をしようとする動きは、
これからも続いていくと思います、ほとんどが女性の社会参加ですが、
その方法もいくつかあると思っています。
夫婦共働きの場合は、ローンなど特別な負債がない場合は、
家族の余暇を少しリッチに過ごす程度の働き方をするケースも多く、
派遣や非正規雇用の形態でどちらかが就労している場合は、
ほぼフルタイムで収入の増加を考える。
ひとり親の場合、特に母子家庭では、さらに派遣や非正規の比率が高く、
パートの掛け持ちも珍しくなく、それでも満足な収入を手に
することができない現実もあります。

今日修了式を迎えた子どもたちが、この先20年、30年の社会は
どうなっているのでしょう。
将来にツケを回さない、そうした言葉をよく耳にしますが、将来に
ツケを回さないと暮らせない時代にだけはなってほしくない、
そんな思いで修了証書を受け取った子どもたちの顔を見ていました。

Posted by いとう茂 at 21:28│Comments(0)
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