2019年07月20日

下地作り

昨日は障害者支援機関に行って、えこ~に相談に
見えている方の支援方法について話をしてきました。
短期間の情報はエコ~の方が多いのですが、長い期間、
支援にかかわっている機関ですので、これまでの経緯に
ついては支援機関の方が情報が豊富です。
午後から2時間、互いに情報を交換して今後の対応について
話をしました。
健常者と同じような社会参加が見込めませんので、基本的には
相談者の人生そのものを考えていく必要がありますし、
快復の見込みもありませんが、一人の人間として、この世で
生きる権利はあります。

えこ~でも社会参加について具体的な実現性のあるアドバイスを
行うことはできますが、相談者が受け入れることができなければ、
絵に描いた餅です。
支援機関でも、これまでにエコ~が行っているアドバイスを
していますが、相談者が実行できなかったので、ハードルを
下げていくつか提案されてきましたが、相談者が対応できずに
来ているようでした。
それでも、えこ~で手紙のやり取りや電話やメールでのやり取りを
通してつながっていることを心がけ、えこ~が相談者の居場所に
なることを心がけています。

県も市も障害者の支援機関だけでなく福祉全般にわたり、人手が
足りないことをえこ~を始めて知りました。
議員当時は、現状のシステムの説明や相談員の役割などを聞いて、
困っている人の対応ができていると考えていましたが、実際に、
具体的な相談者の抱える課題に接して、現状を見ると見えてくるものが
あります。

24時間買い物ができる施設が必要だ、という事を議員の時に
訊ねたとすると、24時間オープンしているスーパーもコンビニもあります、
そんな答えが返ってきたと思います、実際スーパーもコンビニも
営業していますが・・・・・・・。
絶対数が足りない、足りているとしても店員がいない、絶対数を
増やそうと思えば建物の確保から必要になりますし、店員を増やそうと
思うと専門職の養成が必要になります。
予算を増やせと言うのは易い事ですが、継続した社会を考えると、
障害、福祉という分野だけでなくあらゆる分野を見渡して、適切な
予算配分が必要になります。

100人の市民が道路の渋滞を解消してくれ、そう言ったとします。
1人の市民が車いすで通りやすい歩道を作って、そう言ったとして、
どちらを優先すべきでしょうか。
車に代わる移動手段、障害者が車いすを必要としない
生活空間の創造、そうしたことも視野に入れて議論しなければ
いけないとおもいます、どちらがどちらが不正解という問題では
ありません。
しかし、現実はどちらかの選択を迫られる場面があります。
家計でも、今使えるお金が4000円、25日までの食費は何とか
確保してあり食べる心配はありません。
週明けに給食費が4000円引き落としされます、明日は娘の
10歳の誕生日、ケーキ位は買ってやりたい、給食費を
払うとケーキが買えない、食費に手を付けると家族が
食べていけない、仕方なく娘に25日まで待ってくれるように
頼んで理解を求める。
娘は悲しそうな顔をしながらも「うん、わかった」。
こうした光景もよくあることではないでしょうか、それが対行政
ですと「なんでできひんねん、いつまで待たすね」・・・・・・。

明日は参議院議員の投票日、期日前投票はもうお済ですか。

Posted by いとう茂 at 12:03│Comments(0)
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