2019年08月03日

蝉の声

梅雨が明けると猛暑が襲ってきました。
暑さには弱い方ですので、今から秋の到来を待ち望んでいます。
夏場に弱いから・・・・・それで休んでいられるなら結構なこと
ですが、生きて行かなくてはいけませんので、休んでは
いられない・・・・・誰も同じだと思います。

暑い中、蝉が元気に鳴いています、梅雨明けからさらに
トーンアップしたようで、うちの庭でも、うなるような鳴き声で
我が世の春ならぬ夏を謳歌しています。
蝉の鳴き声に似た耳鳴りは1年中していますが、この時期は
蝉の声で耳鳴りが少しマシになります。

もう50年以上前・・・・・・、こうして昔のことを思い出すと改めて
自分の年齢を感じる年になりました。
暗くなると前の神社に懐中電灯か缶詰の空き缶に釘を刺して
ローソクを入れた簡易のカンテラで、地虫取りに出かけたのを
思い出します、昼間は釘で地面をついて地虫がいる穴を
探しますが、夜は穴から出て木に上る地虫を見つけに行くのが
子どもの頃の日課でした。
何か所も蚊に刺されながら、汗をかきながらの遊びでした。

捕まえた地虫を庭の木や寝ている部屋の蚊帳にはわせて
殻から出て蝉に変わるのを見るのも、懐かしい思い出で、
翌日は神社に負けないくらいの蝉が庭で鳴いていました。
雨の前や夕立があった夜には池のカエルもゲロゲロと
街中とは思えない光景で、裏の堀の石垣には青大将が
いましたし、ドブネズミも走り回る環境は子どもには、
とても楽しいものでした。

そういえば野良犬も結構いましたし、子どもを鍛える条件は
どこの町でも同じようなものだったと思います。
あの頃と変わったものと言えば、昼間や夜に地虫を探す
子どもの姿が消えたのと、蝉を見つけても捕まえようと
しなくなった自分です。
明日も元気に鳴く蝉の声が聞けますように・・・・・。

Posted by いとう茂 at 21:47│Comments(0)
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