2019年07月24日

面白い話⑬

東井義雄さんという教育者がいました。
一般の人にはあまりなじみのない名前かも知れませんが、
私がこの人を知ったのは今から20年程前のことで、
森信三さんの本だったと思うのですが、兵庫県の田舎の
学校の先生で、地元だけでなく全国の多くの教育者に
大きな影響を与えているという事でした。
書店でも著書を目にすることはあまりなく、私の書棚にも
「喜びの種をまこう」という本しかありません。
それが、この前ブックオフに行ったときに、偶然にも
著書に出会うことができ早速購入して読みました。
定価は1600円で購入は700円ほど、アマゾンの古本では
最低価格が5000円を超えていましたので、ちょっと得した
気分です。

「どの子もこどもは星」
どの子も
子どもは 星
みんなそれぞれが
それぞれの光をもってまたたいている
光を見てくださいと
パチパチ目ばちしながらまたたいている
光を見てやろう
目ばちにこたえてやろう
見てもらえないと
子どもの星は
光を消す
目ばちをやめる
光を消しそうにしている星はないか
目ばちをやめかけている星はないか
光を見てやろう
目ばちにこたえてやろう
そして
天いっぱいに
子どもの星を輝かせよう。

目ばち・・・・・まばたき

この詩は同じタイトルの詩があります、もう少しマイルドなので
こちらをアップしました。

「目がさめてみたら」
目がさめてみたら
生きていた
死なずに
生きていた

生きるための
一切の努力をなげすてて
眠りこけていたわたしであったのに
目がさめてみたら
生きていた
劫初(ごうしょ)以来
一度もなかった
まっさらな朝のどまんなかに
生きていた

いや
生かされていた。

Posted by いとう茂 at 22:11│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。