2019年08月04日
臨終の夕までの修行と知るべし
不登校・ひきこもり・問題行動などの相談窓口を
開設して1年余りになります。
開設にあたって、これまでの人生経験で何とか対応できる、
そんな気持ちもありましたが・・・・・・。
思いがどれだけあっても知識がなければ対応ができない、
そんな局面にも出会いました。
医療の知識がないのに医師として診察するようなもので、
病気の人を助けたいという強い気持ちがあっても、治療の
方法やどこが悪いのか、どんな病気か判断できなければ
治るものでも余計に悪くしてしまうこともあると思います。
慌てて福祉の本を読んでもすぐに役に立つはずもなく、
その人がどこで困っているのか、その理由と背景を
見極められないと適切な助言はできません。
この1年余り何冊かの本も読んで、それなりに知識量は
増えました、知識が増えるにつれて一緒に問題を自分事として
感じる姿勢が大切なことに気づかされます。
それが、思いです・・・・・・。
気がつくと、アレッ元に戻ってるやん。
知識と思いがあれば相談を受ける人間として合格か、
いえいえ、反省が必要だと痛感することもあります、相談者が
帰った後に自分が発した言葉はあれでよかったのか、他に
言い方はなかったのか・・・・・・。
こうしたらどうでしょうと勧めたことは間違っていなかったか、
それは現在の相談者にできることだったのだろうか。
理想を押し付けていないか。
反省と後悔が出てきます。
こんな言葉に出会いました「自らを是とし、他を非とする」限り
争いはなくならない。
相談者と同じ目線で考えて話をしているか、相談者の気持ちを
理解して受け入れやすい言葉を使っているか、自分に同じことを
言っても実行できるか・・・・・。
こんなことができないの、それは甘い考えです、そういうのは
正しいことかもしれませんし、相手の非を咎めることになるでしょうが、
それで問題が解決するものではありません。
言葉一つにも気を配り、相談者ができることを探りながら、
ゆっくり時間をかけて少しずつ自信を持ってもらう作業ができているか。
日々、反省の繰り返しです、そうしたからと言って立ち直りや社会復帰が
すぐに見えてくるわけではありません。
相談者と手探りで方法を探し、相談機関につなぐ、まだまだそれでは
入り口に立っただけで、前進とは言えません。
改めて至らぬ自分を認識し、大げさに言うなら相談者のお世話を
しているのではなく、相談者のおかげで修業をさせて頂いている。
知らない世界を経験させていただいている。
これが大きな気づきです。
感謝です。
開設して1年余りになります。
開設にあたって、これまでの人生経験で何とか対応できる、
そんな気持ちもありましたが・・・・・・。
思いがどれだけあっても知識がなければ対応ができない、
そんな局面にも出会いました。
医療の知識がないのに医師として診察するようなもので、
病気の人を助けたいという強い気持ちがあっても、治療の
方法やどこが悪いのか、どんな病気か判断できなければ
治るものでも余計に悪くしてしまうこともあると思います。
慌てて福祉の本を読んでもすぐに役に立つはずもなく、
その人がどこで困っているのか、その理由と背景を
見極められないと適切な助言はできません。
この1年余り何冊かの本も読んで、それなりに知識量は
増えました、知識が増えるにつれて一緒に問題を自分事として
感じる姿勢が大切なことに気づかされます。
それが、思いです・・・・・・。
気がつくと、アレッ元に戻ってるやん。
知識と思いがあれば相談を受ける人間として合格か、
いえいえ、反省が必要だと痛感することもあります、相談者が
帰った後に自分が発した言葉はあれでよかったのか、他に
言い方はなかったのか・・・・・・。
こうしたらどうでしょうと勧めたことは間違っていなかったか、
それは現在の相談者にできることだったのだろうか。
理想を押し付けていないか。
反省と後悔が出てきます。
こんな言葉に出会いました「自らを是とし、他を非とする」限り
争いはなくならない。
相談者と同じ目線で考えて話をしているか、相談者の気持ちを
理解して受け入れやすい言葉を使っているか、自分に同じことを
言っても実行できるか・・・・・。
こんなことができないの、それは甘い考えです、そういうのは
正しいことかもしれませんし、相手の非を咎めることになるでしょうが、
それで問題が解決するものではありません。
言葉一つにも気を配り、相談者ができることを探りながら、
ゆっくり時間をかけて少しずつ自信を持ってもらう作業ができているか。
日々、反省の繰り返しです、そうしたからと言って立ち直りや社会復帰が
すぐに見えてくるわけではありません。
相談者と手探りで方法を探し、相談機関につなぐ、まだまだそれでは
入り口に立っただけで、前進とは言えません。
改めて至らぬ自分を認識し、大げさに言うなら相談者のお世話を
しているのではなく、相談者のおかげで修業をさせて頂いている。
知らない世界を経験させていただいている。
これが大きな気づきです。
感謝です。
Posted by いとう茂 at 20:53│Comments(0)