2019年09月15日
新しいご縁
新しいご縁と言っても、実際にお会いしたわけではありません。
石川洋さんの本の中での話です、かとうみちこさんという方で、
子どもの頃は大変活発な少女だったそうです。
それが、思春期になりダイエットが原因で薬中毒になり、
その後過食症さらに拒食症、その結果、16歳の時
「無腐性壊死」という難病になられました。
この病気は細胞が死んでしまい、骨が腐るという病気で、
20歳の時には、体重22キロ、血圧も上が60、下が30という
危険な状態になりますが、輸血とステロイドによって、
一命を取りとめます。
こんな状態ですので、生きる気力なく、こんな体になったことを
呪い、周囲を責め、毎日が地獄だったということです。
28歳の時に、「東京情勢判断学会」主催の会合に出かけたことが
人生の転機になります。
ここで、彼女は会の代表の城野宏さんという方を紹介されます。
城野さんは、彼女に近づき、「目は見えるの?」 「あ!はい見えます」
「耳は聞こえるの?」 「き、聞こえます」
「言葉はちゃんとしゃべれるの?」 「はい」
「両手を閉じたり開いたりしてごらん」
彼女が手を閉じたり開いたりすると、「なーんだ、手もちゃんと
動くじゃないか。心配いらないよ、君の身体の90%は正常だよ!」
この言葉で彼女に大きな気づきが生まれます。
トイレに駆け込み、鏡に写る自分の姿を見つめました。
「あっ、本当だ!手も足も動くじゃない。目も見えるし、耳も聞こえる。
言葉だってちゃんとしゃべれる。そうなんだ、私の身体は90%も
正常なんだ」
「病んでいる10%を見て悲しむのではなく、正常な90%を見て
しっかりと生きていくんだよ」と、城野さんに教えてもらったのです。
その後、かとうさんは、司会業やナレーターの仕事をしながら
何事にも前向きに生きていくのですが、彼女のことがマスコミで
取り上げられ、司会業を続けながら学校関係や福祉関係、
講演、詩集や著書を通して、多くの人々に生きる勇気と感動を
与えています。
昭和24年生まれという事ですから、今年古希を迎えられ、
現在はどうしておられるのか分かりませんが、野に遺賢あり、
そんな感じを受けました。
彼女の詩集に収められている詩です。
「しあわせのかくしあじ」
からいお塩は
おいしい おしるこのかくしあじ
からい くるしみ かなしみ
そして わかれ
みいんな しあわせのかくしあじ
ひとふり ふたふり
ほら!
しあわせが とっても
おいしくなったでしょ・・・・・・
石川洋さんの本の中での話です、かとうみちこさんという方で、
子どもの頃は大変活発な少女だったそうです。
それが、思春期になりダイエットが原因で薬中毒になり、
その後過食症さらに拒食症、その結果、16歳の時
「無腐性壊死」という難病になられました。
この病気は細胞が死んでしまい、骨が腐るという病気で、
20歳の時には、体重22キロ、血圧も上が60、下が30という
危険な状態になりますが、輸血とステロイドによって、
一命を取りとめます。
こんな状態ですので、生きる気力なく、こんな体になったことを
呪い、周囲を責め、毎日が地獄だったということです。
28歳の時に、「東京情勢判断学会」主催の会合に出かけたことが
人生の転機になります。
ここで、彼女は会の代表の城野宏さんという方を紹介されます。
城野さんは、彼女に近づき、「目は見えるの?」 「あ!はい見えます」
「耳は聞こえるの?」 「き、聞こえます」
「言葉はちゃんとしゃべれるの?」 「はい」
「両手を閉じたり開いたりしてごらん」
彼女が手を閉じたり開いたりすると、「なーんだ、手もちゃんと
動くじゃないか。心配いらないよ、君の身体の90%は正常だよ!」
この言葉で彼女に大きな気づきが生まれます。
トイレに駆け込み、鏡に写る自分の姿を見つめました。
「あっ、本当だ!手も足も動くじゃない。目も見えるし、耳も聞こえる。
言葉だってちゃんとしゃべれる。そうなんだ、私の身体は90%も
正常なんだ」
「病んでいる10%を見て悲しむのではなく、正常な90%を見て
しっかりと生きていくんだよ」と、城野さんに教えてもらったのです。
その後、かとうさんは、司会業やナレーターの仕事をしながら
何事にも前向きに生きていくのですが、彼女のことがマスコミで
取り上げられ、司会業を続けながら学校関係や福祉関係、
講演、詩集や著書を通して、多くの人々に生きる勇気と感動を
与えています。
昭和24年生まれという事ですから、今年古希を迎えられ、
現在はどうしておられるのか分かりませんが、野に遺賢あり、
そんな感じを受けました。
彼女の詩集に収められている詩です。
「しあわせのかくしあじ」
からいお塩は
おいしい おしるこのかくしあじ
からい くるしみ かなしみ
そして わかれ
みいんな しあわせのかくしあじ
ひとふり ふたふり
ほら!
しあわせが とっても
おいしくなったでしょ・・・・・・
Posted by いとう茂 at 10:45│Comments(0)