2019年10月04日

手紙

秋の夜長に久しく会ってない人に、思いをこめて
手紙をしたためる・・・・・・・。
そうした、ロマンあふれる話ではありません。
ある人から、時々手紙が届きます、消費税が10%になり
82円が84円、少し分厚い手紙が92円から94円と言うレベル
ではなく、今日届いたのは82円切手が7枚張ってありました。

封を切ると、便せんではなくチラシの裏やパンフレットの表紙に
大きな文字が書いています。
A4の用紙に30文字程度で、パンフレットは表紙以外は何も
書かず、10ページ以上は無駄なもので、便せんに詰めて書けば、
84円で届く文字数です。
内容は、毎回ほぼ同じ内容で、家族のケンカが絶えない等、
たわいもないことです。
この人は私だけでなく、同じような内容の手紙をいくつかの機関にも
送っているようで、話を聞いたところ、同じ事ばかり書いてくるので、
その機関の一つでは封を切らずに捨てているという事でした。
送ってくれるように依頼した手紙ではないので、取り扱いについては
それぞれの判断という事になるのでしょう・・・・・・。

私は、これまで届いた手紙を残していますが、紙袋にいっぱいになり、
どうしたものかと考えているところです。
毎回、たわいもない同じような内容でも、この人にとってみれば
大きな問題なのだと思い残しているのですが、具体的にこの人が
抱えている問題を解決する方法が見つかりませんので、返事は
何通かに一度になります。
手紙の中で、解決する方法を教えて欲しいと、切実な訴えがある
場合に限っています。
家族でケンカになりかけたら、別の部屋に移動して距離を置くように
してはどうですか・・・・・・そんな返事を何度も書きました。

憎悪や執着という、深い部分の原因ではなく、ものの言い方や
返事がない、そんなことが原因で、時間が経てば収まります、
収まるまでの時間に手紙を書いているようで、実況放送のような
ものだと思います。
自分で解決ができないので手紙で伝えてくるのだと思います、
うっとうしいと封を切らずに捨てるのも選択の一つです、封を切って
またケンカをしているのか、早く収まればいいと考えるのも選択の
一つです。
世間体を考えずになりふり構わず、自分が置かれた状況を他人に書ける、
ある意味、正直な人だと思いますし、私に手紙を出すことで少しでも
気持ちが楽になるのなら・・・・・・・まっ、いいか。

人は心の中に誰もが大きなゴミ箱を持っています、愚痴もあれば批判も
あるでしょう、届かぬ思いや、自分の力ではどうしょうもないこと、生活苦、
いろんなものが入ったゴミ箱があります。
そんなゴミ箱があふれかけると、イライラした気持ちになりストレスも
増えてきます、そんなゴミ箱をぶちまけられたら・・・・・・・。
どれだけ気持ちが楽になるでしょう。
その後の気まずさを考えるから、ぶちまけられずに力でゴミ箱のふたを
してしまう、自分の心を覗くと・・・・・・・ゴミはたまっています。
人前でなく、どこかにぶちまけに行けたら・・・・・・そんなとこあるのかな。

Posted by いとう茂 at 21:48│Comments(0)
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