2019年12月29日

ひと言を・・・・・

年賀状を出す人が減ってきて、発売枚数が
右肩下がりだというニュースがありました。
最も多く出されていた頃の半分くらいにまで落ちていると
言うことで、高齢になって年賀状と縁を切る人も増えているようです。
スマホのラインやメールがあるので、実際に縁を切ることには
ならないので、抵抗もないという事でした。
年賀状を作成する手間が省けるのと、はがき代の節約にも
なり、年金生活者にとっては、これも断捨離なのか・・・・・・。

元旦の朝に届く年賀状を差出人の顔を思い浮かべて
楽しみながら読む。
そこに添えられてあるひと言に「ほっ」としたり、「くすっ」と
笑いが出たり・・・・・・。
そんな、ささやかな楽しみもどんどん減っていくのでしょうか、
これは受取人だけでなく、差出人も送る人の顔を思い浮かべて
「ご無沙汰」してるなぁ、「子ども」も大きくなったんだろうなぁ、
「ふるさと」はどんな景色になってるのかなぁ、そんなことを
ひと言添えることで、一方通行のメッセージが年賀状をこの人に
出しているという感覚が加わり、今年も年賀状を出せた、
そんな自分を得心させるメッセージに変わるのかも知れません。

昔、自分の出していた年賀状を思い出してみると、無地の
ハガキいっぱいに一人ずつ手書きで文字を書いていました。
もちろん、こちらは友人や親しい人専用で、他は店で出す
印刷した年賀状に1行程度を添えるものでしたが、お気に入りの
万年筆ではがきの表書きをして、出す人を思い浮かべて
書きだすのですが、1枚目を書くまでが時間がかかります。
自分のテンションが上がらなかったのか、年賀状の世界に
入れずに、入り口でうろうろ・・・・・。
そのうち手書きの年賀状を出す人がどんどん増えて、とても
年末に時間が取れずに、「げんき通信」を年賀状代わりに
出すようになりました。
これだと仕事が終わってから、夜の8時ころから日付が変わる
頃まで作業をすれば、5日あればできます、原稿を書くのに2日、
校正に1日、印刷に表と裏で2日、印刷をしている間に封筒の
あて名書きができます、こちらもお気に入りの万年筆です。
それでも、げんき通信にひと言を添えたくなり2行ほど・・・・。
一人2行でも全員だと3時間ほど、適当に間引いても2時間。
これくらいなら許容範囲・・・・・これだけは今も続いています。
あて名はラベルに変わりましたが・・・・・・。

今日は昼間に「この一言」を書いていました。
毎年書いているのですが、これが今の自分の体と心の状態を
簡潔に表現していると感じています、手にしていただいた
方にはどう伝わっているのか・・・・・・。
来年からは年賀状ではなく寒中見舞いとして発送します。
スマホに無縁の人間にとって、こうした挨拶状は自己満足でも
続けていきたい・・・・人恋しいのではないと思うのですが・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 21:08│Comments(0)
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