2020年06月14日

気が付けば10年

保護司にも年齢制限があります、これまでは75歳が
定年の目安でしたが、それが延長されて80歳まで保護司を
務めることができるようになる・・・・・。
喜ぶ人もいれば、えっそんな年齢まで・・・・それぞれでしょう。
高齢化と保護司のなり手がなくなってきているのが延長の
原因だということはすぐにわかります。
2025年まであと5年、団塊の世代がすべて後期高齢者になり
75歳を迎える年です。
現在の保護司会では全国どこでも団塊の世代が多数を占めており
これが一度に退任となれば、各地で保護司不足が発生します。
犯罪件数は減少していますが、再犯以上の犯罪者が多くなって
います。

法務省の方針は刑務所などの更生施設ではなく、社会に出して更生を
図るというものに変わってきています。
将来的な税収の減額を見込んで、刑務所で犯罪者1人に1年間で
かかる費用が300万円と言われていますので、そうした費用の
削減のためにも、仮出所で保護観察期間を保護司や観察所に
犯罪者の更生を託す、合理的と言えばその通りですが、そのうちに
問題も出てくるかもしれません。

そのこととは違うのですが、色々とマスコミで取り上げられている
森まさこ法務大臣から保護司再任の委嘱状が届きました。
保護司はその身分を証明する身分証を持っていますが、通常は
有効期限のシールと委嘱状が送られてきますが、10年たつと
顔つきも変わるのか、新しい身分証明書になります。
決められた大きさの写真を送ると、新しい身分証明書に添付されて
送られてくる仕組みです。
私も今年で10年を迎えました。
もうそんなになるのか、これが実感です。
これまで担当した人が再び犯罪に走っていない、罪を犯しても
もう一度担当しないとわからないのですが、何人かは時々で会うことも
あり、元気にやっていますので、そこからの推測ですが再犯はいない。
自己満足です・・・・私の担当でよかったのか・・・・自問自答もあります。

Posted by いとう茂 at 15:16│Comments(0)
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