2020年06月16日

思い出し遍路②

遍路のことは何となく知っていましたが平成18年に初めて
出かけるまでは、ほぼ無関心でした。
ずっと前にもアップしたのですが、パルコが大津にあるころ
紀伊国屋書店によく本を買いに行きました。
いつも同じコーナーで物色するのですが、その日は
気が付くと旅行の本が並べてあるコーナーにいて
お遍路の本を取っていました。
これはお大師さんが呼んでくださった・・・・結果論ですが。
そこからお遍路への思いが高まりました。

京都駅から徳島駅までは高速バスで約3時間、基本的には
前泊にしていました、限られた時間を無駄にしないために
宿泊費はかかりますが、徳島、香川はすべて前泊で、愛媛も
一部前泊で通しました。
ただ、高知と松山に行くときにはバスの便が少ないために
夜行バスの中で仮眠、どちらにも午前6時に到着しますので、
そこから移動を開始です。
帰りも午後3時30分の便しかなく、帰る日は半日余りの時間で
歩きとバスの発車駅に戻らなくてはならず、結構タイトな行程で、
電車の便を調べるのに時刻表は欠かせません。

いよいよ遍路の初日、徳島駅前のビジネスホテルから始発で
高徳線の坂東駅まで移動です。
駅から10分くらいで1番札所の霊山寺に到着、門前の遍路用品を
売っている店で数珠、納め札、白衣、掛け軸などを揃えて
山門で一礼して境内へ、まずは入って右手の手洗い場で手と口を
清めて突き当りの本堂にお参りしました。
お参りの作法は厳格には決まっていませんので、私の場合は
線香を3本とろうそくをお供えして、納め札を入れてお賽銭、
そして鐘を鳴らして般若心経を唱えご本尊の真言を3回、光明真言を
3回、ご法号を3回と回向文を1回、これでお参りの終了です。
続いて大師堂に向かい同じように線香とろうそくから始まり、ご本尊の
真言だけを除いて本堂と同じようにお参りします。
それが終わると納経所で御朱印をいただき、札所でのお参りは
終わりです。
初めて声を出して唱える般若心経はたどたどしい棒読みで、いかにも
初めてといった感がありましたが、札所を回るごとに要領をつかみ、
それなりのお経になっていきます。
山門を出て一礼して右に進路を取り2番札所に向かいます。


Posted by いとう茂 at 16:20│Comments(0)
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