2020年07月30日

子ども・若者支援地域協議会実務者会議

とても長い名称の会議ですが昨年から保護司会の代表で
出席しています。
もともと国の子ども・若者計画を受けて滋賀県から
各市町で計画を策定する段階で、更生保護の観点が
構成メンバーから抜けていましたので一般質問で提案して
この会議のメンバーに入っています。
因果応報と言うのかもしれません。
今年度はコロナウイルスの影響で立ち上げが遅れてこの時期に
なったようです。

医療・保健、福祉、教育、雇用、いじめ対策、地域の支援団体に
加えて矯正、更生保護の団体も名前を連ねています。
冒頭に副会長からコロナウイルスで「新しい生活様式に対応する
支援」について話があり、その後は各団体がコロナの前と後での
支援体制の変化について報告を行いました。
ここにきて「集まらないことに価値」が出てきたという副会長の
話もあり、面談で直接出会って生活状況等の聞き取りを行う
保護司にとっては疑問がなかったわけではないのですが、
これまでの会議の意義やあり方を見直すことは必要だと
感じました。

精神的な報酬、心理的安心感と言う話では支援する側が
聞く力、答えを持たないで聞く、声にならない声を聞くという
事に触れられましたが、このことは保護司の活動にも
当てはまることですし、えこーの面談でも心したいと思います。
支援と言えば聞こえはいいのですが、構成団体のどれだけの
人がコロナウイルスの影響で収入が減っているのか、福祉、
教育関係はほとんどが公務員ですし、他の分野のメンバーも
公務員か団体職員が多く、コロナの影響で会社を首になった、
非正規雇用のため契約打ち切りになった、これまでとは全く
畑違いの仕事に回され戸惑っている、こうした現場の声を
どこまで自分事として受け止めて寄り添えるか、大雨の中で
傘も持たずに濡れている人をサッシ越しに眺めて、大変ですね。
これでは寄り添いにならないし相手に届かない、そんな意見を
述べてきました。

会議の終了後に市役所の職員さんが、DV被害を受けていた
女性のことについて質問されましたので、観察所につないで
直接対応を聞いてもらいました。
この会議は2か月に1回程度ということで、昨年も休まず出席
しましたが、テーマを決めた研修も必要だと思いますが、各団体で
困っていることをテーブルにあげて、アドバイスをもらうという
自由形式の進行があってもいいと思うのですが・・・・・、更生保護
と言うよりは1委員としての声が・・・・届くかな・・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 15:53│Comments(0)
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