2020年10月30日

髪は落ちましたが、神は降りてきませんでした

先月の末からえこーのハートレター3号のあいさつ文を
考えてきました。
1度目も2度目もスタッフ会議で「代表らしさがない」の一言で、
書き直しになっていました。
10月も押し詰まって残すは明日のみ、おしりに火が付いた
状態で、気持ちはあるのですが言葉がつながりませんでした。
頭をぼりぼり、髪は落ちますが・・・・神は降りてこない。
そんな日を何日か経験して、焦りが出てきました。
こりゃ駄目だ、気持ちを切り替えて落ち着けよう・・・・・・。
寒空をじっと眺めて星の数を数える、長い時間眺めていると
見えている星の横に小さい星も見えるようになります。
金子みすゞの詩の一節が・・・・・見えないけれどもあるんだよ
見えぬものでもあるんだよ。
そうだ・・・・出てこない言葉もきっとあるんだ、つながらないのと
言葉がないのとは違うんだ。
ゴマ粒よりも小さい星に力づけられて、昨夜も白紙のノートに
向かいました。

昼間に県の環境部に釣り竿を返しに行ったときに、何気なく
スタッフと話していたことが頭に浮かんできました。
そして、ノートに向かっているうちに、石川洋さんの
「子供が親に詫びるほど 親は子供に詫びたことがあるだろうか」
という言葉と、今月27日に命日を迎えた吉田松陰の辞世の句
「親思う 心にまさる 親心 けふのおとずれ 何ときくらん」が
出てきました。
松陰の句も私は親への詫びの言葉だと思っています。
そこで、これまでのえこーでの相談者の言葉で子どもが親に
詫びた言葉、親が子どもに詫びた言葉を思い出して、そこから
組み立てを試みました。
字数の制限がありますが、とにかく書くだけ書いて多かったら削ろう、
そのスタンスで・・・・・書いては消して、書いては消してでしたが
何とかできました。
今夜に校正をして完成・・・・スタッフのOKが必須条件ですが・・・・。

ひきこもりや不登校で悩んでいる当事者や家族に比べたら
悩んだうちには入らない・・・・・ダメ出しがあっても折れることなく
4度目にチャレンジする気力は残してあるつもりです、5度目は・・・・。
遅れて遅れてのハートレター3号ですが、何とか11月中には発行を
したいと思っています。
家族の会での外来魚駆除の釣り大会も終わり、11月は通常の家族会に
戻りますが、12月から来年3月までは家族だけでなく、ひきこもっている
子どもとひきこもりから脱して生活訓練を受けている人や就労に
結びついた人を対象に和太鼓の体験会を実施します。
その際に石鹿太鼓の曲の披露も考えていますので、そちらの組み立ても
普段の練習日だけでは時間が足りませんので、別の日に練習する
必要があります。

さらに、今年度最大の事業であるひきこもり、不登校当事者と家族に
自分の思いを手紙に書いてもらい冊子を制作する事業も進行して
いますので、途中経過の確認があります。
加えて、来年1月16日にえこーの主催でひきこもり講座を公開で
開催しますので、そちらのチラシ作りと関係機関への配布にも
時間が必要です。
もちろん週2回の面談も続けていきます、11月もほぼ詰まって
残り1日あるかどうかというところです。
とにかく思いが強くなると形にしたくなるえこーのメンバー達です。
自分たちで仕事を作って自分たちで忙しくしている、これを負の連鎖と
呼ぶか、前向きととらえるか・・・・・です。

Posted by いとう茂 at 15:32│Comments(0)
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