2021年03月04日

すっかり一市民

議員を退任していつの間にか2年が経ちました。
自分では意識をしていませんでしたが、この前少年センターに
行った帰りにエレベーターの横にある掲示板に大津市議会の
2月通常会議の案内チラシが掲示されていて、そこで気が付いた
次第です。
2月は各会派の代表質問もあります、その質問を苦労して
作成したのは3年前、政調会長を務めていた年です。
ネットで誰がどんな質問をするのか・・・・・調べてみました。
誰もひきこもりや不登校については質問しないのかなぁ。
そんなことを考えながらでしたが、今回は誰も質問をしないようで
次回に期待したいと思います。
えこーを始めてもうすぐ3年になります。
直接ひきこもり、不登校の家族にかかわっていますので、
今ならいくつでも質問が出てきそうです。

肌でこれはどうなっているんだろう、そうした疑問から質問を作ることは
よくありましたし、自分が経験したことで出てくる疑問から質問へ
発展することもありましたが、それも過去のことになりました。
今ではすっかり一市民、通常会議があっても遠い存在です。
そんな中でも驚いたのと、少し嬉しかったのが、ネット配信の質疑・
一般質問の中継です。
今でも私の質問している画像が残っています、自分で見ることは
ありませんが、議員の誰かが見てくれてその後の検証をしてくれたら、
そんな期待もあります。

現在進行している事業について追及する質問と、こうした事業を
考えてはどうだろうと提案する質問に分かれることが多いのですが、
私の場合は議員生活の後半は提案型の質問が多くを占めていたように
思います、質問の都度執行部から答弁をいただきますが、その答弁と
現在の状況の対比、これは議員時代にも行ってきました。
2年前に質問した内容に対する答弁はこうであったが、現在は
どのように対応しているのか・・・・もちろん現在の対応も下調べして
不十分だと感じるから質問しているわけですので、出てくる答弁も
予想してそこから質問を作っていく、行政は全国で最初に何かを
するということは案外苦手な場合が多いように思います。
これは、失敗すれば議会で追及されたり市民から苦情が出るから
かもしれないと思います。
それでも形になるかどうかわかりませんが、質問をして足跡を残して置く、
時間が経過してほかの都市で提案した事業が実施されたりすると、
足跡が生きてきます。

かつては議会改革で全国で1位になったこともある大津市議会、
その一員であり、改革度を評価された事業に直接参加したという
自負があります。
今の2期の議員まではそうした経験をしていませんが、3期以上の
議員はグランプリ受賞の瞬間を知っています。
その矜持を持ち続けて議員活動を続けるのと、目先の利害で
動くのとでは結果に大きな違いが出るように思います。
そしてそれが市民生活にも波及する・・・・・。
大所高所から議会運営をしていただきたい・・・・・一市民の願いです。

Posted by いとう茂 at 14:12│Comments(0)
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