2021年03月07日

思い出し遍路67

善通寺には7回お参りしていますので、いくつか思い出も
あります。
宿坊に泊まったこともありお勤めにも出ました。
一度は、車で行ったときに確かお坊さんがジャグリングをしていました、
大師堂の手前にある昔ながらの商店で売っている、固焼きせんべいは
お参り客に大人気のようでいつ立ち寄っても売り切れです。
二度目の遍路は車でしたが、掛け軸の最後に御朱印をいただいたのは
善通寺の大師堂と高野山の奥の院、お大師さんが生まれた地と亡くなった
地にしました。
善通寺はお大師さんの父親が善通(よしみち)だったところから
つけられたと聞いたこともあります。

四国遍路もここまで来ると残りが見えてきます、この次の金蔵寺までは
4キロ余り、開祖は弘法大師と三井寺ゆかりの智証で、宗派は
真言宗が多い札所の中にあって唯一の天台宗です。
智証は弘法大師の姪に当たる人で、同じ佐伯の血を引いています。
それがどうした・・・・遍路には宗派はあまり関係がありません。

この日は金蔵寺から次の77番の道隆寺にお参りをして丸亀市内で
ビジネスホテルに宿泊です、寒い時期だったのか日暮れが早く
高台にある丸亀城がライトアップされているのを眺めながら歩いていました。
朝が早かったので疲れもあったのでしょう、夜はどこで何を食べたのか
抜けています。
次の日は山門シャッターがありそれが開く時間を合わせて78番の郷照寺に
到着するようにビジネスホテルを出ました。
山門にシャッターがついている札所はここだけで、時間外は境内に
入れません。
納経所の近くにリュックを下ろして、お参りセットだけを持って本堂、大師堂と
お参りを済ませて納経所に立ち寄り少し休憩です。
先を急ぐときはどうしても休憩が短くなりますが、休憩をしっかりとらないと
結果的に途中で息が上がって思わぬ長休み、かえって時間がかかります。
これもここまで歩いてきた体験から出て来たことで、学習効果というのでしょうか。

歩くという動作と服装や装備は深い関係がある。
そんなに難しいことではないのですが、ここまで歩いてきて一番苦労したのが
靴選びでした、1番から歩きだしたときは普段履いていたウォーキング
シューズでした、ほぼ平地というのと1泊2日で35キロほどでしたので
大丈夫だろうと考えて歩き出すと、10キロも行かないうちに豆ができ
翌日はそれが潰れて歩きづらく、次は軽トレッキングシューズにして
四国入り、足首までカバーでき焼山寺の山登りにも適していると
考えてのことですが、足首が自由にならないのと靴底が固くて
この時もひどい豆ができました。
その後はランニングシューズ、軽くて歩きやすいのですが雨が降ると
靴下までグジュグジュで足の裏がふやけて、大きい豆ができこれも
失敗、その後も色々試してみました。
自分の足に合った靴を選ばないと体力よりも気力をそがれて
歩くのが苦痛になります。
靴の話はまだ続けてもいいかと思いますので、改めてアップします。

Posted by いとう茂 at 14:48│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。