2022年05月11日
「閉月羞花」って知ってますか
4月の満月は17日でした、ピンクムーンと呼ぶらしいのですが・・・
ピンクじゃなかった・・・・。
各月の満月に呼び名をつけたのはアメリカの先住民だと聞きました。
5月に入って満月が近づいています、5月の満月は16日で
フラワームーンの名前がついています。
向こうでもこの時期は、多くの花は咲き始めることからつけられたようです。
外に出て満月を眺めていても寒さを感じない季節になりました。
そう言えば四字熟語の本を読んでいて、絶世の美女のことを「閉月羞花」というようです。
彼女を見ると美しい月も雲間に隠れ、美しい花も恥じらうと言うことで、
「沈魚落雁」も同じ意味のようです。
あまりの美しさに魚は水中に沈み、雁は驚いて落ちてしまう・・・。
池に近づくとメダカが顔を出す・・・喜んでいる場合じゃないのか。
「閉月羞花」という熟語を初めて目にしたという人も多いと思います。
月が入る熟語を調べてみました。
一竿風月(いっかんふうげつ)・・・竿を出して釣り糸を垂れ、
俗事を忘れて自然を楽しむ、悠々自適の様子です。
こんな時間を送れる生活が羨ましい限りです。
吟風弄月(ぎんふうろうげつ)・・・詩を吟ずることのようです、
凡人には無縁の熟語かもしれません。
停雲落月(ていうんらくげつ)・・・親友を思うたとえのようです、
停雲は空にとどまって動かない雲で、陶淵明の詩の題名で、
落月は沈みかけた月、杜甫が李白を思って作った詩の題名です。
青雲秋月(せいうんしゅうげつ)・・・自身に汚れがなく清廉潔白なことです。
清風明月(せいふうめいげつ)・・・初秋の夜のすがすがしい感じを指す熟語です。
一月三舟(いちげつさんしゅう)・・・月を見るのも三艘の船から見ると
違って見えるように、仏の教えも人によって受け取り方が違うたとえです。
光風霽月(こうふうせいげつ)・・・性格がさっぱりしていて、
胸中が清らかな高潔な人物をさしてつかう言葉です。
まだまだありますが、昔の人はこうした熟語を日常で使っていたのでしょうか。
私が知っているのは・・・花鳥風月、月下氷人、日進月歩くらいなのに。
Posted by いとう茂 at 16:02│Comments(0)