2022年07月22日
夏休み
大津市は今月の21日から小中学校が夏休みに入りました。
国道から見える市営プールでは、早速ちびっ子たちが水しぶきを上げていました。
子どもの太鼓も20日が最後で、9月7日まで長い休みに入りました。
毎朝挨拶をしてくれる子どもも20日はどことなく嬉しそうに登校しました。
「おはよう」コクッ、「今日で終わりやな」コクッ、「明日から夏休みや、
元気に行こうな」コクッ、「行ってらっしゃい」「行ってきま~す」
この子どもとも1か月余り会うことはありません。
自分の子どもの頃を思い出すと、春休みは宿題がないので気持ちが開放的で、
冬休みはクリスマスのプレゼントとお正月のお年玉が楽しみでした。
そして夏休みは・・・できていない宿題に追われた地獄の8月31日は
重い気持ちでしたが、
それまでの40日ほどの休みは時間を忘れて遊べたのが印象に残っています。
昼間は魚釣り、夜になると氏神さんで地虫取り、
親父にせがんで朝早くにカブトムシを取りにつれてもらったり、
お袋に小遣いをねだって花火大会の露店に行ったり、
井戸で冷やしたスイカにかぶりついたり、
お盆にはお袋の田舎に里帰り、鶏にエサをやったり川で魚を素手で捕まえたりと、
することがいっぱいありました・・・これでは宿題ができません。
宿題の「夏休みの友」とは毎年友だちになれませんでした。
この年になって40日以上の長い休みがとれたら、何をするのでしょう。
何の制限もないのなら四国を歩いてほぼ1周できる日数ですので、
暑い中をとぼとぼ歩いている気がします。
周りからは、この暑いのに自分の年を考えなさいと、避難の嵐かも知れませんが。
他には読みたい本と着替えをリュックに詰めて、両手にはカップ麺をもって、
湯治場で気ままな時間を過ごすことにも心をそそられます。
いずれにしても子どもの頃とは時間の使い方が違うことだけは分かります。
しかし現実は、えこーでひきこもり、不登校の相談を受けないといけません。
長い夏休みはセピア色の思い出の中にしかないのかなぁ。
Posted by いとう茂 at 15:33│Comments(0)