2022年09月14日

ケガの功名・・・ひきこもり大活躍

水曜日の面談では嬉しい報告がありました。
約1か月ぶりの面談でしたので、お盆休みを挟んでとなりました。
父親は単身赴任で普段は母親と二人の家庭です。
父親がお盆休みで帰ってきたのですが、コロナも一緒に帰宅です。
両親が熱を出して自宅療養。
当事者はひきこもっていたおかげで感染したり濃厚接触者にもならずに済みました。
しかし、いつもは家事をしてくれる母親も寝ていますので、
炊事、洗濯をする人間がいなくて非常事態です。
ここで登場したのがひきこもりの当事者です、食事を作ったり買い物に行ったり、
洗濯をしたりと非日常の連続です。
食事ができると2階まで運んでメールで連絡、終わると食器を下げに行って皿洗い。
親の下着類も洗濯してくれたと言います。
コロナで両親が寝込んだために、思わぬ生活訓練ができました。
避けがちだった父親も寝込んでいますので、
避けずにというより接点を持たずに済みました。
体調がよかったこともあるかも知れませんが、
この変身ぶりにはえこーのスタッフも大拍手で感心しきりでした。
知的な部分は非常に高いのですが、精神面で生きづらさを抱えていますので、
体調の変化が激しくよく10日も両親の世話ができたと感じました。
これも人間の究極の4つの幸せの中の「人の役に立っている」
「人から必要とされる」の2つに当てはまります。
自分でもできたという、自己達成感も肯定感もあったと思います。
こうした話を聞けるのが一番えこーにとっても嬉しいことです。
父親が再び単身で赴任地に帰った後も、
母親と良好な関係が持続していることも嬉しい出来事です。
もともと母親とは会話もあり、険悪な関係ではありませんでしたが、
いつもいっぱい苦労を掛けて心配させている、と本人も自覚していますので、
そのあたりのことも当事者の中では少しは軽くなったと思います。
これからは、ちょっとした買い物や家事を頼むことも出来ると思います。
もちろん体調の波が大きいので、そのあたりの見極めは必要ですが。

Posted by いとう茂 at 14:09│Comments(0)
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