2022年12月23日

出前えこーが終わりました

今年の初めから出前えこーを始めた相談者がいます。
家族の会にも参加していますので、毎月2回話を聞く機会があります。
当事者は4・5日間隔で24時間外出しています。
両親は寒空の下、どこで時間を潰しているのだろうと、いつも心配しています。
徒歩での外出で夜中に出ていきますので両親の心配も理解できます。
24時間オープンしている店もありますが、3年間風呂に入っておらず、
着るものも夏冬同じものですので、臭いのと外見で
出入り禁止になっている店もいくつかあるのではないかと思います。
コンビニもそう長くはいられませんし、
高速のサービスエリアも行きにくいだろうし、
ネットカフェにでも行ってくれていたらと、両親は話します。
毎回、訪問に際しては手紙を持って行きます、
今回はスタッフの当番だったのですが、
「次の訪問の時はドア越しに声をかけます」という予告がありました。
当事者とはまだ一度も会うことができていません、出前えこーの日
はあらかじめ親の方からメモ書きで伝えてもらっていますが、
それでも当事者は必ず家にいますので、特段えこーを避けているとも思えません。
ならばこちらから距離を詰めるのも現状打開の一策だと考えています。
この当事者に小さな変化が起きています、
以前は親が作った食事を食べずにカップ麺やパンを食べていたのですが、
最近は1日遅れで親が作った食事も食べるようになっています。
この変化はどこから来ているの・・・・何を発信しているの。
カップ麺もパンも親が用意しているもので、
当事者が不自由しないようにとの配慮です。
会話はありませんが、この家族は当事者中心に回っています、
当事者が困らない配慮がいたるところにあります。
親の愛情をいっぱい受けて、えこーでは幸せな当事者と呼んでいます。
このことを当事者が知っていればいいのですが・・・
それを確認する方法がありません。
それで・・・えこーがドア越し作戦です。
この作戦が一度や二度で成功するとは考えていません、
こちらも気長に持久戦覚悟です。

Posted by いとう茂 at 15:19│Comments(0)
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