2023年01月11日
助成金申請が終わりました。
昨年に続いて赤い羽根の福祉基金の助成金に応募しました。
昨年度の申請は、ひきこもり、不登校の移動相談と
市内に7つ定地家族会を作るというものでした。
大津市を7ブロックに分割して、基幹となる市民センターで
週に2回移動相談窓口を開設して、1か月で1巡して定期的に相談を受け、
2年目以降は相談窓口と並行して家族会の立ち上げを行っていく
計画を申請しましたが・・・見事不採択。
今年度は、応募内容は昨年度とはがらりと変えて、
住んでいる膳所学区をモデル地域として全国に発信していく事業で、
孤立しやすいひきこもり当事者と同じく孤立しやすい独居高齢者のコラボ事業です。
ひきこもり当事者にとっては就労訓練に向けた訓練と位置付けています。
独居高齢者にとっては自宅に人が訪ねてきて話をする、
一緒に行動することで日常生活にメリハリが出て、
訪問を楽しみにして生きる張り合いが創出できないか、
それが健康で長生きにつながればとの思いがあります。
両者の行政の窓口は福祉の部署ですが、
担当課も違いますし横の連携もほとんどないのが現状です。
8050問題が、時々マスコミで取り上げられますが、
80歳代の親とひきこもっている50歳代の子どもという図式ばかりではありません。
介護が必要になりかけた80歳代の親と定年が見え始めた50歳代の子ども、
そして20歳代のひきこもりもいる家庭もあります。
核家族化が進んでいると言っても、
大津市をはじめとする地方都市にはまだまだ3世代同居の家庭も多くありますし、
えこーの相談者の中には、
子どものひきこもりと新幹線で行かなければいけない遠方に住んでいる、
実家の親の介護のために毎月出かけているもう一世代上の相談者もいます。
ひきこもりの調査では、ひきこもり歴10年以上の回答が一番多くあります。
順序にすれば、親の介護よりも以前から子どものひきこもりに
苦しんでいるケースの方が多いかも知れません。
この問題はまだ表面化していませんが、
いずれ表に出て福祉関係の部署でも横との連携が必要になると考えています。
そうしたことも見据えて今回の助成金の審議をしていただければ・・・・。
どうぞ採択されることを一緒に願っていただければ幸いです。
Posted by いとう茂 at 22:08│Comments(0)