2023年01月10日

今年初めてのえこーの面談が終わりました

今年最初の面談者は親子でした。
12月に入ってから体調が下り坂で、まだまだ回復の兆しが見えません。
体調がいいかどうかは当事者の口数で判断できます。
こちらの質問に当事者か親か、どちらが答えるかで体調を判断して、
面談の中味も変えていきます。
人間は一人では悪くなりません、外から影響を受けて悪くなったり、
よくなったりする生き物だと思っています。
面談では親が7割、当事者が3割程度の比率で話をしていました。
これは明らかに体調が悪いということです、
こんな状況でも当事者に話を聞きたい時は、
当事者にしか答えられない質問です。
「初詣で何をお願いした?」
「家族の和」
答えが返ってきました、これで面談続行です。
無言ですと、それこそ出てくるのがやっとの状態ですので、
面談を早々に切り上げて、家で休んでもらいます。
この当事者の体調の波はどこから来ているのだろう、下り坂の原因は何だろう。
私の推測ですが、父親の言動が影響しているのではないかと考えています。
以前にも父親の言動のことがスタッフ会議で話題になり、
子ども抜きで夫婦だけで面談をしたことがあります。
その時も就労のことを話していましたので、
普段でも家では就労の話が出ていると考えています。
B型の作業所の話もあったようですが、
体調が悪いので当事者が断わっています。
父親の言動で苦しんでいる当事者は意外と多く、
一般社会では仕事に行く、学校に行くということは正論ですので、
母親もそれに対抗して子どもの側に立った発言がしにくい現実があるように思います。
時々ですが、暴力をふるう当事者が「家族の和」を本心で願ったのだろうか、
もしそうなら悲しい現実とのギャップにも苦しんでいることになります。
邪推であることを願いますが、
ここはじっくり時間をかけて当事者が下り坂から上ってこれない原因を、
当事者自身の口から出てくることを待ちたいと思います。

Posted by いとう茂 at 15:18│Comments(0)
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