2024年01月17日

命⑥

命の灯が消えました。
92歳の生涯を閉じた母親です。
父親が亡くなってから29年目でした。
血圧が不安定でいつ変化が起きてもおかしくないので、会わせたい人がいるのなら連絡してください。
医師からそう告げられたのは1月5日でした。
そして11日には血中酸素が薄くなってきて、血圧も乱高下してきたので、それほど長くはないと思います。
医師の言葉が変わり、そこから子ども二人と孫二人が交代での見守りになりました。
12日が終わろうとしているときには、子ども二人と孫がいましたが、悪いなりにも安定していましたので、次男と孫が帰りました。
早朝までは私だけの付き添いでしたが、同じ状態で時間が経過しました。
弟と交代して家で横になっていると電話。
「今お袋が亡くなった」
急いで病院に行くと、息を引き取って母親が静かに横たわっていました。
額はまだぬくもりがありましたが、枕元のモニターは0か真っすぐな線しか表示していませんでした。
医師が来て瞳孔を確認し「ご臨終です、よく頑張られましたね、ご愁傷様です」
周りは直接、斎場に運ぼうと言っていましたが、家で一晩寝かせてやろうと決めましたので、昼過ぎに無言の帰宅となりました。

Posted by いとう茂 at 19:59│Comments(0)
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