2024年04月03日

つくし

「つくし」は家で飼っている犬の名前ですが、今日は植物の土筆の話です。
アスファルトの切れ目から大根などが生えて話題になることがありますが、それと同じように切れ目から土筆が顔を出しました。
こちらはアスファルトではなく人工芝ですが、毎年、土筆が4・500本群生する場所があります。
原っぱや土手ではなく、街中の少しの空き地です。
誰にも場所は話さず、私だけの秘密の場所です。
ブロック塀を挟んでとなりには大きな駐車場がありますが、どうやらそちらには生えていないようです。
歩いていて偶然見つけた時は、しばらくしゃがんで眺めていました。
この空き地に昨年の秋ごろに人工芝が敷かれました。
空き地にびっしりと敷きつめられましたが、所々に細い木が植えてあります、人工芝を敷く時に木の幹の周りに少しの空間ができたのでしょう。
そのわずかな空間から土筆が顔を出しています。
冬場は平らだった人工芝のあちこちが盛り上がっています、その下には土筆が生えていて、それが人工芝を持ち上げていると考えています。
まさか、人様が敷いた人工芝をめくってしまうわけにもいかず、眺めるだけですが、人工芝の下で死に絶えてしまい来年はこうした盛り上がりもなくなるのでしょう。
生き残って隙間から顔を出した土筆は、来年も子孫をそこに根付かせて顔を出すのだと思います。
将来、世界が核の放射能で汚染され、生物が生きられない状態でも、土筆のようにわずかな汚染されていない空間を見つけて生き延びる人がいるのだろう。
人間は放射能に汚染された食べ物にも順応できるのか、科学や人知を超えた人間の生命力が試される、そんな時は来てほしくないと思いますし、自分がその立場になりたくないとも思います。





つくし

Posted by いとう茂 at 16:46│Comments(0)
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