2024年05月21日

意識変化

えこーの相談者からスタッフに子どものことで連絡がありました。
家の中のものを壊して手が付けられない、医療機関につなぎたいのだがどうすればいい、そんな内容でした。
親への暴力はありませんが、窓ガラスを割ったり台所の棚や食器を壊したりと日常生活に支障が出ています。
保健所とつないで定期的に職員と医師の訪問もお願いしています。
親は警察にも相談していますが、壊すのは一瞬ですですし、いつ物を壊すかわからず通報のタイミングが難しいので、警察の出番は今のところありません。
親も保健所とのつながりから警察の協力を考えていますので、土日、祝日や深夜は保健所に連絡できないので、困り果てているのが現状です。
えこーのスタッフで会議をして出した結論は、保健所とえこーの連携強化です。
ひきだし屋ではありませんので、力で強制的に医療機関に連れていくことは考えていませんし、現実的にも無理なことです。
保健所に行き相談すると、保健所の方針も医療機関につなぐことでした。
ここで問題になったのが両親の方向が一致していないことです。
一方は医療機関を望んでいますが、もう一方は半分諦め状態で「子どもに殺されてもいい」・・・です。
保健所の次回の訪問が終わったら、改めて会議をしてその次の訪問にはえこーも同行することにしました。
それまでに、えこーの仕事は両親の方向を同じにするために、両親と話し合いです。
物を壊したときに「どうして壊すの?」・・・・。
そこは子どもを叱ることだと考えます、子どもを叱れない親はしっかり子どもと向き合うこともできません。
親が子どものことを真剣に考えたときに、向き合う覚悟がないと前に進みません。
それをしないで「子どもに殺されてもいい」は親としての義務放棄、ただ逃げているだけです。
親が親であるから子どもは子どもでいられる・・・親の意識変化を促すのもえこーの仕事です。

Posted by いとう茂 at 12:38│Comments(0)
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