2024年08月10日

お盆休み

いよいよお盆休みが始まります。
子どもたちにとっては夏休みの後半に入る時期です。
今年は曜日の関係で10日から18日までの9連休の会社も多いと聞きます。
帰省で親元に帰る家族も多いでしょうし、旅行に出かける家族もあると思います。
えこーを始めてひきこもりと不登校の当事者、家族に接してきて、物の見方や考え方がいわゆる普通の家族ではなく苦しんでいたり困っている家族に目が行ってしまいます。
お盆休みは友だちが帰省や旅行でいなくなり、一人で過ごす子どももいます。
祖父母の家で焼き肉だ、お寿司だとご馳走を食べる子どももいれば、旅先のホテルで豪華なディナーに舌つづみを打つ子どももいます。
もう一方では、何を食べてもいいと母親に王将に連れて行ってもらい、ジュースも飲ませてもらって腹いっぱいにして帰る子ども。
この子が2学期になって周りの友だちが焼肉だ寿司だ、ディナーだと言っている話の輪に入れるのか疑問に思います。
子どもに責任はありません、無邪気で残酷な子どもたちは、自分の楽しかった思い出を話しているだけです。
広がる一方の格差の中で、惨めな思いをしているのは親だけではなく子どもも同様です。
何年か前の数字ですが、父子家庭の平均年収が500万円、その半分の250万円が母子家庭の平均年収でした。
母子家庭のひと月の手取り額は20万円を切ってきます、家族旅行でそれ以上の費用をかけている家庭もあります。
子どもは国の宝だという話をよく聞きます、それは両親がいてそれなりの収入がある家庭の子どもだけではありません。
ひとり親家庭の子ども、生活保護を受けている家庭の子ども、児童養護施設にいる子どもも、体に障害があって動けない子どもも等しく国の宝であるはずです。
そうした子どもにも光が当たる政治、そうした子どがいることを認識して政策を考えられる政治家が増えることを願います。

Posted by いとう茂 at 10:12│Comments(0)
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