2013年09月24日

続・パノラマウォーク

9月22日、23日と二日間にわたって開催された
パノラマウォークですがお天気にも恵まれて
参加者も全国からこの大津にみえました。

びわ湖を眺めながらコースによっては湖上を船で行き、
対岸から歩いて帰ってくるコースも組まれ、
成功の裡に終わったと思います。

22日に歩いたのですが道中色々な人に出会いました。
深い話はしていませんが、うどん県と書いたゼッケンを
していた香川県の男性、年齢は65歳くらいだったでしょうか、
近江大橋を渡り草津から守山に向かう途中2キロほど
ご一緒しました。

歩くのが遅かったので右から抜こうとした時、
ちらっと横顔を見て「おはようございます」と声を掛けました。
すると向こうも挨拶をして、ペースを上げてついてきます。
かなり荒い息遣いですが、四国の霊場を一度回ったけど、
長い距離を歩くのはしんどいなぁ、と話しかけてきます。

遠くから大変ですねと話題をそらそうと思ったのですが、
わしは88か所を一周しか行ってないけど4回行くと公認先達に
なれるんや、どこかお寺に菓子折り持って行って頼むと
推薦してくれるんやと言います。

歩きでも車でも88か所を4回まわって納経帳に4つご朱印を
いただくと公認先達の資格があることは知っていましたが、
その他に札所のお寺の推薦がいります、これがなかなか
大変なのにその人は菓子折りでいいというのです。

菓子折りでいいのですかと聞き返すと、わしの知ってるお寺は
そうだと言いました。
どこのお寺かは聞きませんでしたが、公認先達として人様のお世話を
するどころか自分のことで精いっぱいですわと、その人とは別れました。

滋賀県の60くらいの男性が前を歩いています。
しかも両手にストックを持って、結構ストックの先が右に左に揺れて
追い抜くと当たりそうなのでしばらく後ろについていましたが
ペースが違うので思い切って追い抜きました。

自分ではこれでいいと思っていても他人から見れば
困ることは多いものです、無意識に私もそんな振る舞いをしていないか、
反面教師に出会った気分でした。
雄琴のあたりでもう一度出会ったのですが、こちらが休憩をして
距離を開けたので出会うことはありませんでした。

琵琶湖大橋を過ぎて堅田からは国道ではなく旧道を歩きました。
前をこれも60過ぎの二人連れの男性が歩いています。
一人が道端にお地蔵さんがあるたびに立ち止って
手を合わせています。
どんどん距離が縮まってゼッケンが見えました。
「福島県」と太い字で書かれています。

それを見て手を合わせている理由がわかりました。
思わず追いつく前のお地蔵さんでは私も手を合わせていました。
この二人連れとも雄琴で距離を開けて、また一人で歩きだしました。

楽しむ人もあれば誰かの供養のために歩く人もいる。
まさに人生悲喜こもごも、それぞれにドラマがあるのです。

ゴールでもうすぐゴールする人に手を振って笑顔で
名前を呼んでいる人がいます。
あと少し、頑張れ、頑張れ。

あの人は先に天に召された人なのだろうか、もちろんその人は
まだ元気で生きていますが、私が先に行って待っているから
あの世に行くことは怖くないよと言っているのかも知れない。

そんなことをぼーっとした頭で考えていて、結局
反対討論のことはほとんど考えられずにゴールでした。

そのつけは昨日しっかりプレッシャーとなって回ってきました。

午前中は議運が開催され14時から議会が再開されます。
補正予算の採決の前に討論がありますので、14時過ぎには
出番が回ってきます。
時間のある方はネット中継をご覧ください。

Posted by いとう茂 at 12:55│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。