2014年05月16日
時間外勤務削減の取り組み
4月1日付で各部局長にあてに時間外勤務削減について、
より推進するよう通知が出されました。
昨年度の一人あたりの月間時間外勤務の平均は18,1時間、
大津市の行政改革プランの削減目標は14,2時間で隔たりが大きく、
大津市職員仕事ダイエット運動の中で時間外勤務の縮減の必要性として、
職員の健康維持、仕事と生活の調和、省エネ、経費節減が挙げられています。
こういう書き方をするとなるほどと納得する方も多いと思います。
私も残業を推進する考えはありません、できれば定時に退庁して
アフター5を有意義に活用していただきたいと考えています。
ただ、通知の中で気になる、というか無茶苦茶なと思う所がありました。
26年度の当初予算で時間外手当の予算も措置されています、
一般会計で6億1千6百万円余り、他に企業局、市民病院などがあり
総額で10億7千万円余りです。
これは前年度の80%程度で推移を見て足りなければ12月補正で対応するのが
これまでのやり方でしたが、今年度は当初予算を上限とし、各部局長の
責任のもと補正を行わず範囲内で執行する。
災害対応以外の事情による時間外手当の増加は認めない。
毎月の部局ごとの時間外勤務時間の公表。
月60時間以上の時間外について職員の部局名、所属の公表。
徹底して時間外勤務の削減を行う姿勢は見てとれますが、
各部の仕事の繁忙期は違います、そのあたりの配慮はうかがえませんので
部局長で調整をしなさいと言うことだと思いますが調整しきれるのか不安を感じます。
市民感情として税金を使っているのだから時間内に仕事を完了して当然、
そういう考え方はあります、残業と言っても何をしているのかわからない。
そう考える方もおいででしょう、中にはそういった考えに該当する職員も
いるのも事実かも知れません。
そうしたチェックは管理職がしっかり行い人事評価に反映すべきですし
改善が見られ何なら、公表もやむなしと考えますが、
多くの職員の意識として「市民のために」と
言う気持ちがあるのは事実です、しかし、振り替え休日の取得が30%程度と
言う事実もあります、休みたくても休めない、そのことは周囲の目もあるかもしれませんし、
自分の仕事を誰かがしなければいけないという申し訳なさや
負担を他人にかけたくないという責任感もあるはずです。
通知を読んでいて時間外が減らせないのなら手当のつかない管理職が
残って仕事をしなさいとも考えられます。
そうなったとしても専門性の高い仕事については余人をもって代え難しで
その職員がいなければ止まってしまう仕事もあります。
平成25年度の大津市のまちづくりに関する市民意識調査の結果を見ると、
行政運営の施策全体で満足とやや満足の比率は3,4%で普通を入れても約40%で
不満、やや不満は30,3%となっています。
重要度について、行政運営の施策は重要、やや重要は合計で60,1%です。
つまり実態がニーズに追いついていないという市民意識です。
具体的には高齢者福祉について不満、やや不満は24%、満足、やや満足は9,2%で
重要度は69,5%となっています。
そして特に力を入れるべき施策のトップは高齢者福祉です。
アンケートの回答者の年代は29歳までが5,9%、30代が11,4%、40代が14,4%
50代が15,5%、60代が24,8%、70代が19,1%、80代が6,6%で残りは無回答です。
市民3,000人を無作為に抽出し、そのうち回答があったのは1,490人、特別に高齢者を
多く選んだとは考えられず、若年層ほど関心がないと考えられます。
居住年数も10年以上が80%を超えます、言い換えると時代のこれまでを築いてきた人が
これからを築く人を圧倒的に上回り市政に関心があるということで裏返せば自分の
これからの暮らしに不安があると言えます。
時間外勤務削減と市民意識調査の整合性が理解できない部分があります。
乱暴な言い方をすれば時間外勤務は何も成果が出ていないので減らしなさい。
もしそうであるなら由々しきことですし、時間内の仕事の仕方のマニュアルをしっかり示す
必要があると思います。
おそらくそんなマニュアルは作れません、作ったとしても砂上の楼閣。
確たる指針が示せないなら職員の勤労意欲の低下、ひいては市民サービスの崩壊につながり
かねない大きな問題になる、時間外勤務の削減を指示するのなら、
市民の満足度を維持・向上させるプランも併せて示すべきだと思います。
厳しい物言いになりますが、ほとんど庁内を歩いて回り
職員にねぎらいの言葉一つも掛けない人に、人の情や心の機微も分かるはずもない。
私はそう思います。
露骨な行動は露骨な反発を生みます。
頑張ろう、やまない雨はありません、明けない夜もありません、
意見聞くときゃ頭が下がる、意見頭の上通る。
昔「はぐれ雲」で渡哲也が言ったセリフです。
「市民のために」その使命を果たすために忍の一字で・・・・・。
負けるな職員!心からお願いします。
コメントをいただければ・・・・・ ペコリ
より推進するよう通知が出されました。
昨年度の一人あたりの月間時間外勤務の平均は18,1時間、
大津市の行政改革プランの削減目標は14,2時間で隔たりが大きく、
大津市職員仕事ダイエット運動の中で時間外勤務の縮減の必要性として、
職員の健康維持、仕事と生活の調和、省エネ、経費節減が挙げられています。
こういう書き方をするとなるほどと納得する方も多いと思います。
私も残業を推進する考えはありません、できれば定時に退庁して
アフター5を有意義に活用していただきたいと考えています。
ただ、通知の中で気になる、というか無茶苦茶なと思う所がありました。
26年度の当初予算で時間外手当の予算も措置されています、
一般会計で6億1千6百万円余り、他に企業局、市民病院などがあり
総額で10億7千万円余りです。
これは前年度の80%程度で推移を見て足りなければ12月補正で対応するのが
これまでのやり方でしたが、今年度は当初予算を上限とし、各部局長の
責任のもと補正を行わず範囲内で執行する。
災害対応以外の事情による時間外手当の増加は認めない。
毎月の部局ごとの時間外勤務時間の公表。
月60時間以上の時間外について職員の部局名、所属の公表。
徹底して時間外勤務の削減を行う姿勢は見てとれますが、
各部の仕事の繁忙期は違います、そのあたりの配慮はうかがえませんので
部局長で調整をしなさいと言うことだと思いますが調整しきれるのか不安を感じます。
市民感情として税金を使っているのだから時間内に仕事を完了して当然、
そういう考え方はあります、残業と言っても何をしているのかわからない。
そう考える方もおいででしょう、中にはそういった考えに該当する職員も
いるのも事実かも知れません。
そうしたチェックは管理職がしっかり行い人事評価に反映すべきですし
改善が見られ何なら、公表もやむなしと考えますが、
多くの職員の意識として「市民のために」と
言う気持ちがあるのは事実です、しかし、振り替え休日の取得が30%程度と
言う事実もあります、休みたくても休めない、そのことは周囲の目もあるかもしれませんし、
自分の仕事を誰かがしなければいけないという申し訳なさや
負担を他人にかけたくないという責任感もあるはずです。
通知を読んでいて時間外が減らせないのなら手当のつかない管理職が
残って仕事をしなさいとも考えられます。
そうなったとしても専門性の高い仕事については余人をもって代え難しで
その職員がいなければ止まってしまう仕事もあります。
平成25年度の大津市のまちづくりに関する市民意識調査の結果を見ると、
行政運営の施策全体で満足とやや満足の比率は3,4%で普通を入れても約40%で
不満、やや不満は30,3%となっています。
重要度について、行政運営の施策は重要、やや重要は合計で60,1%です。
つまり実態がニーズに追いついていないという市民意識です。
具体的には高齢者福祉について不満、やや不満は24%、満足、やや満足は9,2%で
重要度は69,5%となっています。
そして特に力を入れるべき施策のトップは高齢者福祉です。
アンケートの回答者の年代は29歳までが5,9%、30代が11,4%、40代が14,4%
50代が15,5%、60代が24,8%、70代が19,1%、80代が6,6%で残りは無回答です。
市民3,000人を無作為に抽出し、そのうち回答があったのは1,490人、特別に高齢者を
多く選んだとは考えられず、若年層ほど関心がないと考えられます。
居住年数も10年以上が80%を超えます、言い換えると時代のこれまでを築いてきた人が
これからを築く人を圧倒的に上回り市政に関心があるということで裏返せば自分の
これからの暮らしに不安があると言えます。
時間外勤務削減と市民意識調査の整合性が理解できない部分があります。
乱暴な言い方をすれば時間外勤務は何も成果が出ていないので減らしなさい。
もしそうであるなら由々しきことですし、時間内の仕事の仕方のマニュアルをしっかり示す
必要があると思います。
おそらくそんなマニュアルは作れません、作ったとしても砂上の楼閣。
確たる指針が示せないなら職員の勤労意欲の低下、ひいては市民サービスの崩壊につながり
かねない大きな問題になる、時間外勤務の削減を指示するのなら、
市民の満足度を維持・向上させるプランも併せて示すべきだと思います。
厳しい物言いになりますが、ほとんど庁内を歩いて回り
職員にねぎらいの言葉一つも掛けない人に、人の情や心の機微も分かるはずもない。
私はそう思います。
露骨な行動は露骨な反発を生みます。
頑張ろう、やまない雨はありません、明けない夜もありません、
意見聞くときゃ頭が下がる、意見頭の上通る。
昔「はぐれ雲」で渡哲也が言ったセリフです。
「市民のために」その使命を果たすために忍の一字で・・・・・。
負けるな職員!心からお願いします。
コメントをいただければ・・・・・ ペコリ
Posted by いとう茂 at
11:57
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