2014年03月27日

もうすぐ・・・・・

一雨ごとに暖かくなり、疏水沿いの桜の蕾も
目に見えて大きくなってきました。
隣り合う蕾はどんなことを言っているのでしょう、
「俺の方が先に咲くぞ」「僕だって負けないよ」
てっぺんの蕾が言うのでしょうか「咲く時はみんな一緒だ」と。

「散る桜 残る桜も 散る桜」
良寛の句と言われていますが、特攻隊員の手記を読んでいると
この句が時々出てきますし「男たちの大和」の中で反町が獅童に言った言葉です。
咲き誇る桜もそうですが、桜は散り際も美しいものです。
椿の花のようにポトンと落ちる潔さはありませんが
風に舞いひらひら散っていく様子は美しくもあり物悲しくもあります。

先人たちは桜にどんな思いを抱き、どんな願いを託したのでしょうか。
個人的には桜より梅の花の方が好きですが、一般受けするのは
断然桜でしょう、一斉に咲き散っていく桜にあわただしさを感じるのは
私だけでしょうか、雪の中で一輪だけ咲く梅の凛とした姿に
感じるところが多くあります。

とは言っても暖かくなる時期に咲く桜は、人間でいうと
ツキがあるのでしょう、巡り合わせがいいというのか、これが梅の時期に咲いたら
花見に行く人は少ないでしょうし、まして夜桜に出かける人は・・・・・。

明るく咲く桜の下にはランドセルが似合います。
新入生には共に咲く喜びをかみしめてもらえたらと思います。

議会の方も今年度は28日の議運と31日の特別会議を
残すだけとなりました、4月に入ると入学、入園式、各種総会や
イベントが目白押し、10・11日と23・24・25日は研修会、
ゆっくり時間が取れそうなのは5月の連休明けですが、
5月19日は特別会議があり6月2日から6月通常会議が
20日まで開催されます、それぞれの前には議運もあり
ボーとできる時間があるかわかりませんが、あると信じ、
それを楽しみに歩を進めたいと思います。

ボーとするのが目的ですが、ただボーとしているのではなく
できの悪い頭で何かを、たいしたことではないのですが、
とにかく考えているのです。
で、何を考えていたかは残りませんが、それが心の洗濯です。
心の中をリセットするために誰かに呼ばれているのです。
1年に何度か「早くおいで」と心の中で声がします。
あの世からのお迎えの声ではなく、私自身の心が呼んでいるのです。

それにしてもホコリやゴミがたまりやすい小さな心だとあきれるのですが
しがらみやこだわりも何となく薄くなるから不思議です。
しがらみは柵と書きます、川に降ろした柵にゴミが引っ掛かる様子はイメージできます。
その柵をあげてゴミを取り除く作業は私だけでなく多くの人に
必要な気がします、こだわりや偏った思い込みは誰にでもあります、
その考えがいいのか悪いのかどこかで検証しなければいけません。
偏見か信念か見極める作業は必要です。

昔は三重の海が釣りにおいでと呼びましたが、今は・・・・・。
昨年も一昨年も何度か呼ばれましたが行けたのはどちらもお盆の酷暑でした。

暑さは苦手ですので今回は5月と思っているのですが・・・・・。
もうすぐ、と、言ってもまだ1か月以上あります・・・・・。

今日は午前中に商工会議所の議員総会が開催されました。
26年度の予算と事業計画の審議が主な議案でした。

冒頭に人権研修ということで、27年度から施行される
生活困窮者自立支援についてと大津市の社会福祉協会の
説明がありました、生活保護を受ける一歩手前の世帯が
大津市で150世帯、予備軍と言われる世帯が1500世帯
確実に把握できている部分だけですので実数はこれ以上になると思いますが、
生活保護を受けているのが昨年度で3000世帯を超えていますから、
レッドゾーン付近に5000世帯以上がいるわけで、このうち高齢者や障害者世帯を
除く1000あまりの世帯の自立支援をどうするのかという課題解決の方策を
今年度と26年度にかけてモデル事業という形で探っていくことになります。

貧困という根源は日々の生活の中で子育てや教育、就労形態など多くの所で
課題になっています、底辺の底上げには具体的な施策に加えて市民理解や
当事者の意識啓発など行政だけでは解決できない部分があることも確かです。

Posted by いとう茂 at 13:32│Comments(0)
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