2016年05月08日

そよ風

びわ湖にさざ波を立て、実った麦の穂を揺らし、木々の梢をすり抜けて
吹く風はこの前のように強い風ではなく、顔に心地よいそよ風でした。
そよ風の「そよ」とはどんな意味だろう。
そよ  風がかすかに吹くさま。
また、物が揺れてたてるかすかな音などを表す語。「風がそよとも吹かない」

そよとは、「そよや」からきているという説もあります。
驚いたり同感したりするときなどに発する声。そうだ。そうそう。
歌謡の囃子詞(はやしことば)。
神輿をかくときや合いの手で「そいやー」ということがありますが、これも
そよやからきているのかもしれません。

語源やうんちくはどうでもいいのですが、今日の昼間にぼんやりしていると
そよ風が吹いて気持ちがよかったものですから、思いつくままに・・・・・。
日差しはそれほど強くなかったのですが気温はかなり高めに感じました。
陰に入らず直射日光を浴びていると汗ばむ暑さでしたが、時折吹いてくる
そよ風に癒されていました。

連休の中盤には幹ごと揺らすような強風でしたが、時間はいたずらだと
感じさせるには十分な今日のそよ風でした。
休みは今日までだよ、明日から再びしっかり仕事をしてね、風が話すことは
ありませんが、今日のそよ風にはそんな意味もあるのでしょうか。
だとするなら九州にはずっとそよ風を吹かせてほしい、痛んでいる人の心を
癒して、立ち上がって歩く元気を与えてほしい。
そう願うのは国民なら誰でも同じでしょう。

植物は動物と違い動くことができません、目の前に桜の木が3本ありました。
自分ではそんなことないと思っているのですが、近しい人から、もっとポジティブに
物事を考えようとアドバイスされました。
それが頭にあったのか、あの桜たちは自分の思いを根っこで伝え合うのだろうか、
地下深く絡み合うことで動けずに縮めることのできない距離をなくしているのだろうか、
普通はここで相性が良い場合はいいけれど悪いときはずいぶん迷惑なことだと
考えるのですが、ポジティブ、ポジティブと考え秘めた思いを根っこに託して
ずっと見つめあっている桜を眺めていました。

明日から新しい週が始まります、子どもたちにとっては1学期が終わるまで
2か月余り、そよ風はお預けかもしれません。
強い風、不意に吹く突風そんな風に耐えて、しっかり成長してほしいと思います。
緑のお爺さんも明日から再開です、子どもたちと同じように夏休みまで
強い風、突風の日が多いとは思いますが、子どもたちに元気をもらい
安全、安心のそよ風をお返しできればと思います。



Posted by いとう茂 at 20:39│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。