2016年06月19日

悲しい出来事

先週、企業局と北消防署の方から報告がありました。
契約違反と窃盗事件でしたが、この報告のどちらも私には
悲しい報告でした。

企業局の方は下水道工事で契約と違う区域に下水道管を
埋める工事をしたもので、平成27年度の工事でした。
契約と違う区域の工事だと企業局が理解したのは今年の3月末でした。
担当は違う区域だと知っていたようですが、そのことを上司に
報告せずにいて、結局工事が終了しています。
違う区域と言ってもそれまで接続をしてきた区域と連結しており、
まったく意味がない工事と言えなくはないのですが、それなら
予定していた区域の契約を解除して新たに入札の必要があります。
平成21年度から27年度までの工事で、予定期間内に最終区間の
工事が終了しないために、区間変更を行ったというものです。

国からの補助金もあり担当も苦肉の策としてこうした手段を
とったのだと思います。
この工事自体契約違反であってはならないことですが、
私が悲しかったのは、報告が2か月以上遅れていることです。
昨年度は施設常任委員会の委員長でした、企業局は施設常任委員会の
所管です、5月16日に招集会議があり正副議長や常任・特別委員会の
正副委員長が決まりましたが、それまでは役職は昨年度のままですし、
役責もあります、この時期まで対応を検討していたということですが、
同時に現況報告はできたはずです。

議会も市役所も人が集まって組織されています。
議員がロボットで職員が人間なら、報告がなくてもわかるかもしれませんが、
「あー議員に言うとうるさいから、そう思われているんだ」信頼というのは
片方だけでは成立しないものです。
この件にしても相手を一方的に攻めても信頼関係は構築できない
気がします、こちらに相手から信頼されるに足りるだけの誠意がなかった、
二元代表制は槍を持った議員と矛を持った執行部が向き合うだけでは
ないと思っています、市民のためにそれが大前提で、そのためには
何がいいのか、互いのメンツなどどうでもいい話だと思っています。

とはいっても未熟な生身の人間です。
悔しさはありますし、悲しさもあります。
6月29日の6月通常会議閉会後に執行部との懇親会がありますが、
それはこれ、これはこれと割り切って作り笑顔で酒を酌み交わすほど
人間ができていませんので、欠席することにしました。

消防局の話は改めてしたいと思います。

Posted by いとう茂 at 17:01│Comments(0)
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