2016年07月18日

見果てぬ夢

見果てぬ夢というと、「ラ・マンチャの男」を想像してしまいます。
見た記憶はありませんがソフィア・ローレンが出ていた映画
でした、ネットで確認しましたので間違いはありません。
その中で、気になった訳詞がありましたので紹介しておきます。

「見果てぬ夢」騎士遍歴の唄
夢は稔り難く (ゆめはみのりがたく)
敵は数多なりとも (てきはあまたなりとも)
胸に悲しみを秘めて (むねにかなしみをひめて)
我は勇みて行かん (われはいさみてゆかん)
道は極め難く (みちはきわめがたく)
腕は疲れ果つとも (うではつかれはつとも)
遠き星をめざして (とおきほしをめざして)
我は歩み続けん (われはあゆみつづけん)
これこそは我が宿命 (これこそはわがさだめ)
汚れ果てし この世から(けがれはてし このよから)
正しきを救うために (ただしきをすくうために)
如何に望み薄く 遥かなりとも (いかにのぞみうすくはるかなりとも)
やがて いつの日か光満ちて (やがていつのひかひかりみちて)
永遠の眠りに就く時来らん (とわのねむりにつくとききたらん)
たとえ傷つくとも (たとえきずつくとも)
力ふり絞りて (ちからふりしぼりて)
我は歩み続けん (われはあゆみつづけん)
あの星の許へ (あのほしのもとへ)

どんな感想を持たれるかは各自の自由です、人生には
肩に力を入れて歩くとき、高い目標に向かって歩くとき、
大きな役を引き受けたとき、日常とは違う「とき」が
あるものです、その「とき」を日常にも持ち続けて
生きられたら、大きな仕事ができるのか、それとも
緊張の連続でつぶされてしまうのか・・・・。
それも各自それぞれでしょう。

見果てぬ夢、最後まで見終えない夢。心残りなことのたとえ。
また、実現不可能な事柄のたとえ。
見果てるとは、最後まで見る。全部を見る。見届ける。
見果てぬのほうが響きが良いのですが、意味的には
見果てるのほうが良い場合が多いのでしょう。

心情的には、見果てぬの方が夢を追い続けるというイメージで
好印象を受けます、見果てるというと、もう十分納得、満足、
そんなイメージでいったん終わりという印象が残ります。
人間は人生が終わるときに、いくつかの未完の約束を残して
旅立つことが多いと思います。
約束は守りたいと思いますし、時間がかかっても果たそうと
思っています、他人との約束と自分との約束、どちらが守りやすいか
これは断然他人との約束だと思っています。
そんなに多くはないのですが、自分との約束があります、
未完のままではなく、達成してから旅立てたらと思っています。

見果てぬ夢のことで、こういうことではなく今日見てきた劇の
事を書こうと思っていました。
大津市の市民劇団が上演した劇のタイトルが「見果てぬ夢」
でした、この劇団に友人がいますので上演のたびに
見に行っていますが、いつも妙な感動があります。
そのことは後日紹介します。




Posted by いとう茂 at 22:38│Comments(0)
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