2017年10月15日

箱根駅伝予選会

1月2日3日と東京から芦ノ湖を往復する箱根駅伝、
来年で94回目だったと思いますが、毎年ドラマがあります、
青学大の3連覇が大きく報道されましたが、2位以下の
順位の大学にも優勝とはまた違う目標もあります。
10位以内は次の年もシードされて出場できますが11位からは毎年、
この時期に開催される予選会からのスタートになります。

50近い大学が予選会に出場しました。
1校で最高12名まで出場でき上位10名の総合タイムで
10位までが本大会に出場できます。
距離は箱根の平均区間とほぼ同じ20キロ、外国人留学生がいる
大学もあり各大学によって作戦も違います。

エースは一人で先に行き9・10番目のランナーのタイムを
補うこともありますし、5・6人が集団でペースを落とさないように
走り、弱い選手が落ちていくのを防ぐ、同僚が横にいると
弱い選手にとっては大きな支えになります。
15キロまでは集団走で行き、残り5キロはそれぞれがスパートを
かけて1秒、2秒を稼ぐ、10名ですからそれぞれが5秒稼いだら
50秒になりますし、その逆もあります。

87年連続して本大会に出場していた中央大学ですが、
昨年の予選会で11位になり連続出場が途切れました。
昨年の予選会も見ていましたがキャプテンは1年生でした。
雪辱を誓う言葉を発するキャプテンは涙交じりの声でしたが
しっかりと来年を見据えて上級生の前で話していました。
そして、今年のレースは確か4位で本大会に進みます。

往路、復路、総合優勝と上にばかり目が行ってしまいますが、
とにかく本大会出場が目標のチーム、シード権が目標、
そして優勝が目標のチームがありますし、個人では
区間の順位も大きな目標になります。
力の世界ですから4回生が必ず走れるということもなく、
1度も箱根を走れないまま卒業し陸上とも縁を切る選手も
多数います。

試合に出たい気持ちは誰も同じだと思いますが、出たくても
出られない選手もいます、自分が晴れ舞台に立つ姿を夢見て
練習に打ち込んでいるのでしょう。
努力しても報われない人がいるのは実社会でも同じです。
そんな人のことにも心を配れたら・・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 20:41│Comments(0)
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