2017年10月03日

政策要望提出

今日は10時から平成30年度の会派要望を市長をはじめとする
執行部に提出しました。
昨年度は134件でしたが今年度は151件の会派要望と
各議員からの議員要望を提出し施策の実現に向けて
執行部と意見交換を行いました。
会派要望の説明は政調会長の仕事ですので、冒頭に
大まかな説明を行いました。
市民センターの在り方や機能の検討が進む中、地元の
住民との対話を十分に行い地域の事情を考慮して進めて
いただきたい旨、保育士の確保、学校のトイレの改修については
国の予算が付いた大規模改修の場合に整備をしていますが、
現状では予算内でほかの工事が収まらずにトイレの改修が
されていない学校があり教育環境の整備等のお願いしました。

市民センターは支所機能である各種の証明書の発行に加えて
災害時には地域の拠点として避難情報や災害状況の把握、
救援体制の確認、救援物資の受け入れ指示など、災害本部との
連絡機能を果たさなくてはいけませんし、併設されている公民館は
日常的に地域の生涯学習の拠点になっています。
そのほかにも各種団体等の会議やまちづくりに関する
活動の拠点になっています。
中心部を含む多くの学区に住む市民にとって、日常生活は
半径500~600メートルの生活圏で送ることができ、し好品や
専門性のある商品以外はほぼ手に入れることができます。
そうした生活圏が市民センターの統廃合で崩れる可能性が
出てきます、証明書の発行はコンビニでも可能ですが、コンビニが
同じ場所にあるという保証はありません、町中のコンビニが
淘汰されて幹線道路沿いに新しくオープンという事例は数多く
ありますし、高齢者が交通量の多い幹線道路で事故に遭う可能性も
出てきます。

36の市民センターの年間維持費は約12億円、そのうち人件費が
10億円で施設の維持費が2億円ということで、統廃合になっても
大きく経費が圧縮できるか疑問ですし、窓口の臨時職員の中には
ひとり親も大勢いますのでそうした人たちの生活の不安も出てきます。
女性が活躍する社会、男女共同社会という観点から見ても
市民の理解が進まない中での市民センターの統合には問題が
残りますし個人的には反対です。

市民センターの存廃と機能についてはまだまだこれから本格的に
議論があると思います。
自分の地域さえよかったらいいというのではなく統合するのなら
正当な理由が必要です、そのあたりをしっかり明確にしていこうと
思っています。
政策要望提出

Posted by いとう茂 at 22:46│Comments(0)
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