2018年02月09日

疑問が残りました

昨日は午後から各会派一斉に2月通常会議の
重要案件の説明がありました。
予算の説明は14日に行われますが、それに先立っての
説明で審議はそれぞれ常任委員会で行われます。
説明の中で大きく2つの疑問が残るものがありました。
1つは障害者の移動に使われている福祉タクシーの補助に
関わることで、現在はタクシーチケット500円券を28枚、
ガソリンの補助として8リッター券12枚を1年間で支給しています。

予算額にして7000万円ほどで対象者は7600人弱、そのうち
支給を受けている方が約5100人おいでになります。
これは市民税の課税世帯も非課税世帯も一律同額ですが、
30年度からは市民税の課税世帯はチケットもガソリン券も
半分になり31年からは廃止されます。

市民税の均等割も所得割も課税されない人は、障害者・未成年者・
寡婦又は寡夫の場合は前年の合計所得金額が125万円以下の人、
そうした取り決めがあります。
言い換えると125万円を超える所得がある障害者はこの案件に
該当します、事業の見直しで所得制限を設けるべきと言う意見が
あってこうした制度に変わろうとしていますが、所得制限を
設けるなら市民税の課税、非課税と言う分類ではなく、所得額で
設けるべきだと考えます。

年収400万円を超える世帯とか500万円と言う括りならある程度
理解できます。
ちなみに滋賀県の平均年収は491万8300円で都道府県ランキング7位
平均月収:33万1200円、平均賞与(ボーナス):94万3900円
平均年齢:41.7歳、平均勤続年数:12.4年となっています。
障害者がいる家庭では家の改修も必要になるでしょうし、日常の
生活でも健常者の家庭よりは出費が多いと考えられます。

そうした中での見直しについては釈然としません。
教育厚生常任委員会でしっかりした議論をして頂き、障害者の
方だけでなく市民に納得いただける結論を出していただきたいと
願います。
もう一つは母子、父子家庭への入学祝い金の廃止についてですが、
次回に報告したいと思います。

Posted by いとう茂 at 23:25│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。