2019年01月13日
中学生広場「私の思い2018」
議員サロンに中学生広場の「私の思い2018」意見発表の
冊子が届きました。
毎年、楽しみにして目を通していますが今年も私の母校の
生徒の意見が優良賞に選ばれましたので紹介します。
粟津中学校の3年生の作品です。
ペットボトルは私たちにとってとても身近なものです。
おそらく、ペットボトルの商品を利用したことのない
人はいないと思います。
では、皆さんは、その処理方法を知っていらっしゃいますか。
私は、てっきりペットボトルの処理は、国内で行われている
と思っていました。
リサイクルできる環境に優しいイメージを皆さんも持って
いると思います。
もちろん私もそう思っていました。
しかし、先日、ニュースを見たとき、そのリサイクルの実情を
知って、私はがく然としました。
なんと国内で消費されたペットボトルは、中国に輸出され、
そこでリサイクルされていたのです。
中国の農村部の人たちの安い人件費によって、日本が
出したペットボトルの処理が行われていました。
しかも、ペットボトルのラベルはがしや洗浄にいたるまで、
その作業は手作業でした。
そこで出た排水は直接川に流されるため、中国では河川や
土壌の汚染も深刻な問題になっていると報道されていました。
近年中国国内でもペットボトルが多量に消費されるように
なったため、中国が廃品になったペットボトルを輸入しなくなった
という報道でした。
それによって、ヨーロッパやアメリカ、そして日本などの国々は
ペットボトルの処理ができなくなって困っているということでした。
そもそも、なぜ私たちはペットボトルを使うのでしょうか。
ペットボトルの最大の特徴は、なんといっても他の容器と比べて
とても軽く、携帯しやすい点にあります。
しかも、その軽さの割に大変丈夫なため、私のように水筒代わりに
ペットボトルを何回もリユースしている人も少なくないと思います。
そして、もちろん、最終的にペットボトルがリサイクルできると
いうことから、ペットボトルがエコなイメージな点も多く消費される
理由の一つなのだと思います。
国内では1993年にペットボトルのリサイクルが始まり、2000年には
容器包装リサイクル法という法律もできたのだそうです。
しかし、そのリサイクルのほとんどが国内で行われていません
でした。
しかも、リサイクルによって他の国の環境まで汚染されているという現実。
ではいったい、この問題はどうすれば解決できるのでしょうか。
一番良い方法は、もちろん、これ以上ペットボトルを消費しないことだと
思います。
しかし、ペットボトルの利便性を考え、今、現在、これほど利用されている
ペットボトルをいきなり、なくすことは現実的に困難だと思います。
しかし、他の容器に目を移すと、現在、ビンは洗ってリユースされています。
ニュースの中で、ヨーロッパでは、既にペットボトルも同じようにリュース
できる製品の開発に着手しているという報道もありました。
新しいペットボトルが開発されることに、大いに期待したいと思います。
また、たとえ費用がかかっても日本国内でペットボトルを処理していく
という考えも大切だと思います。
一方、私たち自身も、利便性だけを追求して生活してきたことの
見直しをする必要があるのではないでしょうか。
ペットボトルがなかったときには、当たり前のように使っていた水筒。
水筒が使える場面では水筒を使うという、何年か前までは当たり前
だった生活にもう一度、私たちは立ち返る必要があると思います。
現在、ペットボトルを含め、ゴミとして出されているもの、そのゴミの
行方の最後までを考え、これからの環境について私は考えていきたい、
そして皆さんにもそうしてもらいたいということを提案して、
この発表を終わりたいと思います。
冊子が届きました。
毎年、楽しみにして目を通していますが今年も私の母校の
生徒の意見が優良賞に選ばれましたので紹介します。
粟津中学校の3年生の作品です。
ペットボトルは私たちにとってとても身近なものです。
おそらく、ペットボトルの商品を利用したことのない
人はいないと思います。
では、皆さんは、その処理方法を知っていらっしゃいますか。
私は、てっきりペットボトルの処理は、国内で行われている
と思っていました。
リサイクルできる環境に優しいイメージを皆さんも持って
いると思います。
もちろん私もそう思っていました。
しかし、先日、ニュースを見たとき、そのリサイクルの実情を
知って、私はがく然としました。
なんと国内で消費されたペットボトルは、中国に輸出され、
そこでリサイクルされていたのです。
中国の農村部の人たちの安い人件費によって、日本が
出したペットボトルの処理が行われていました。
しかも、ペットボトルのラベルはがしや洗浄にいたるまで、
その作業は手作業でした。
そこで出た排水は直接川に流されるため、中国では河川や
土壌の汚染も深刻な問題になっていると報道されていました。
近年中国国内でもペットボトルが多量に消費されるように
なったため、中国が廃品になったペットボトルを輸入しなくなった
という報道でした。
それによって、ヨーロッパやアメリカ、そして日本などの国々は
ペットボトルの処理ができなくなって困っているということでした。
そもそも、なぜ私たちはペットボトルを使うのでしょうか。
ペットボトルの最大の特徴は、なんといっても他の容器と比べて
とても軽く、携帯しやすい点にあります。
しかも、その軽さの割に大変丈夫なため、私のように水筒代わりに
ペットボトルを何回もリユースしている人も少なくないと思います。
そして、もちろん、最終的にペットボトルがリサイクルできると
いうことから、ペットボトルがエコなイメージな点も多く消費される
理由の一つなのだと思います。
国内では1993年にペットボトルのリサイクルが始まり、2000年には
容器包装リサイクル法という法律もできたのだそうです。
しかし、そのリサイクルのほとんどが国内で行われていません
でした。
しかも、リサイクルによって他の国の環境まで汚染されているという現実。
ではいったい、この問題はどうすれば解決できるのでしょうか。
一番良い方法は、もちろん、これ以上ペットボトルを消費しないことだと
思います。
しかし、ペットボトルの利便性を考え、今、現在、これほど利用されている
ペットボトルをいきなり、なくすことは現実的に困難だと思います。
しかし、他の容器に目を移すと、現在、ビンは洗ってリユースされています。
ニュースの中で、ヨーロッパでは、既にペットボトルも同じようにリュース
できる製品の開発に着手しているという報道もありました。
新しいペットボトルが開発されることに、大いに期待したいと思います。
また、たとえ費用がかかっても日本国内でペットボトルを処理していく
という考えも大切だと思います。
一方、私たち自身も、利便性だけを追求して生活してきたことの
見直しをする必要があるのではないでしょうか。
ペットボトルがなかったときには、当たり前のように使っていた水筒。
水筒が使える場面では水筒を使うという、何年か前までは当たり前
だった生活にもう一度、私たちは立ち返る必要があると思います。
現在、ペットボトルを含め、ゴミとして出されているもの、そのゴミの
行方の最後までを考え、これからの環境について私は考えていきたい、
そして皆さんにもそうしてもらいたいということを提案して、
この発表を終わりたいと思います。
Posted by いとう茂 at 10:35│Comments(0)