2019年01月28日

嬉しい問い合わせ

昨日、知り合いの方から電話がありました。
「ご無沙汰しています、伊藤さん、保護司やったね」
「はい、保護司をやってます」
「私の事やないんやけど、知り合いがな飲食店を経営してて
職人を育てたいという事で人を探してるんやけど、思うような
人が見つからなくて、というよりも続かないようで相談が
あったんやけど、罪を犯した人でやる気がある人がいないか、
学歴とか関係なしで、手に職をつけていずれは独立して
商売をしてほしいから、そういう方面に詳しい人を紹介して
もらえないかという事やったんで電話をさしてもらったの」
「ありがとうございます、保護観察期間中か、保護観察が
終わった人がいいのかどっちですか」
「どう違うのか私はわからないけど、とにかくやる気のある
人を希望してるみたいやで」
「保護観察中なら保護司がつきますけど、期間が終了したら
保護司はつきません、保護司がついている方が相談もできるし、
そっちの方がいいのと違いますか、それに期間が終了した人に
アプローチするのは場合によっては個人情報の関係で難しかったり
問題が出ることもありますよ」

「それは、伊藤さんに任せるわ、とにかく厳しくしっかり教えるので
それに耐えられる人を希望という事やったよ、別に経営者が
意地悪とかそんなことはないんでまじめに仕事に取り組んでくれたら
寝るところも用意するという事やったわ」
「それはありがたい話ですね、いくつか当たってみますので
少し時間をください」

こんな内容の会話でした、今朝から観察所、ハローワーク、
先輩の保護司に相談していくつか方法が見つかりました。
ハローワークはとにかく求人票を出してくれという事で、
それをもとにして、更生を目指す人に紹介していくという話で、
先輩の保護司からは店があるエリアの中で、協力雇用主で
保護司をしている人を紹介するという事でした。
経営者自身も昔はやんちゃで、親に迷惑をかけた経験が
何度かあったようで、自分も厳しく鍛えられて仕事を覚えて
今があるので、第2、第3の自分を育てたいと思ったのでしょうか。

いずれにしても朗報です、この話がうまくまとまることを願います。
あまり表に出せる話ではありませんの、詳しい内容は伏せましたが
犯罪者の更生について理解ある人が増えて行けば犯罪件数の
減少にもつながります、犯罪がない社会が理想ですが、それには
再犯をさせない環境づくりも必要です。

Posted by いとう茂 at 21:53│Comments(0)
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