2019年03月05日

質疑・一般質問②



市民通報システムの拡充について分割質問方式で質問を行います。
まず、昨年度の市民通報システムへの通報件数についてお訊ねします。

市民通報システムへの昨年度の通報件数は、81件でございます。

次に、通報システムの利用方法等について意見や質問、
苦情等の市民の声の状況についてお訊ねします。

市民通報システムの利用方法等に
ついて意見や質問、苦情等の市民の声の状況についてですが、
現在、特にご意見ご質問、苦情等は頂いておりません。

続いて、通報システムのさらなる充実に向けて、今後の見解をお訊ねします。

現在策定中のデジタルイノベーション戦略を
推進するための会議等において、各部局に対し改めてシステムの周知と
情報提供を行うなどし、通報項目の拡充に努めてまいります。

加えて、過去の台風や豪雨等の自然災害が発生した時に、
市民からこうした通報や要望があったのかお訊ねします。

昨年の7月豪雨や台風21号等の影響と思われるものは13件であり、
内訳は、倒木が9件、カーブミラーの損傷2件、排水溝の溢水1件、
屋外パネル飛来1件でありました。


次に、愛知県の半田市では2017年12月から「マイレポはんだ」という
通報システムに、災害情報集機能を追加して、市民のスマホから
写真と動画で提供していただき災害対策本部が設置される災害等で
役立てているということです。
災害の発生時に投稿目的で危険個所に近づかないよう、注意喚起は
くれぐれも怠ってはいけませんが、災害発生時等に、市民からの
災害情報提供の有効性と、市民通報システムの項目に災害情報提供を
追加することについて、本市の見解をお訊ねします。

市民からの情報提供は、災害対応を迅速に行うために欠かせないものと
考えており、市民通報システムの中で災害に関する情報を受け付けています。
現状の通報システムは、災害といった原因ではなく、道路や公園といった
「被害対象」をキー項目としておりますが、別途起因する事由を
入力することにより情報が得られ対応できているところです。

次に、注意喚起が徹底できずに、市民が災害に巻き込まれる危険性が
あるのなら、議員のほかに初動支所班や地元の消防団等、限られた
人からの情報提供が重要であると考えますので、本市の見解をお訊ねします。

初動支所班や消防団から寄せられる情報は重要であり、
これを入手するツールである大津市総合防災情報システムを
本年3月にはリニューアルすることとしており、災害情報のスピード化や
関係者の情報の共有化に有効であると考えております。

二つ目の質問に移ります。
古都大津の景観を損ねる掲示物についてですが、古都指定を受けて
景観の保全に取り組む本市において、公示後の選挙違反ポスターに
ついて景観保全を推進する見地から見解をお訊ねします。

本市においては、違反広告物は現地パトロールなどを行い、
屋外広告物法及び屋外広告物条例に基づき指導及び除却を行っております。
議員お述べの公示後の選挙違反ポスターについては、公職選挙法を
所管する選挙管理委員会と連携しながら、適切に対応してまいります。

次に、過去3回の国政、地方選挙において違反ポスターの通報件数と
確認に要した時間についてお訊ねします。

平成28年の参議院議員通常選挙におきましては21件、平成29年の
衆議院議員総選挙では19件、昨年の滋賀県知事選挙及び
滋賀県議会議員補欠選挙では12件の通報がございました。
現地確認から撤去指導まで、選挙期間中は、ほぼ毎日、
1日あたり2時間から3時間程度は要しておりました。

次に、確認に必要な人員の確保は十分できているのかお訊ねします。

選挙の種類にかかわらず通報があるたび、職員2名を
1チームとして現地に派遣し、ポスターの内容を確認のうえ、
関係者へ撤去指導を行っており、通報内容によりましてはチームを
増やして対応しております。
4月執行予定の統一地方選挙に向けましては、他の事務量の
増加もございまして、市長部局等からの兼務職員を、
滋賀県知事選挙時よりさらに増員する予定であり、
支障はないと考えております。

最後に、違反ポスターの通報や古都大津の景観を損ねる
掲示物について、市民通報システムの通報項目に
入れることについて見解をお訊ねします。

現在、景観を損ねる掲示物等の通報は、窓口や電話などで
対応しております。
今後につきましては、市民に対し、より迅速かつ広範な
対応ができるよう、市民通報システムの通報項目に追加してまいります。


Posted by いとう茂 at 23:03│Comments(0)
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