2020年08月16日

思い出し遍路㉒

徳島県には23の札所がありますが、歩く距離は
四国4県で香川県と同じくらいで、それほど長く感じません
前泊が基本とはいえ、19番の立江寺まで前泊を除いて、
3泊4日で歩いてきました。
大津に帰って次の日程を考えていたのですが、12番の
焼山寺から民宿までが歩けておらず、このままでは四国を
一周してもつながりません。
次回は焼山寺から途切れている道を歩いて、立江寺から20番の
鶴林寺を目指すか、時刻表でJRとバスの時刻を調べる日が
続きましたが、焼山寺からの道を歩く・・・・10キロ余りに
1日がつぶれてしまいますし費用もかさんでしまいます。
かといって20番を目指してもずっと後ろ髪をひかれたままで
心の中にもやもやが残り続けます。

そんな時に・・・・・お大師さんのご加護・・・・・。
日帰りで焼山寺から途切れている道を歩くツアーがあることを
ネットで発見しました。
三宮発着で始発で三宮まで行かなくてはいけませんが、迷わず
申し込みました。
JRの始発に乗ろうと思うと京阪電車はまだ動いていませんので、
歩いて駅まで行かなくてはなりませんが、暗い中を足取りも軽く
駅に向かったのを覚えています。
四国を歩いて回るツアーはバスで回るツアーより少ないのですが、
それなりにファンもいるようで、次回も参加する人のために
金剛杖を預かってくれる・・・・人質みたい・・・・・。
そんなサービスもありますし、納経も添乗員がまとめてもらって
くれます。

焼山寺の手前までしか大型バスは入りませんので、そこで
マイクロバス2台に分乗して駐車場へ、ここでストレッチ体操を行い
注意事項の再確認をして焼山寺へ、納経はこの前にしていますので
朱印帳は持たずに行きました。
小さいナップサックにはタオルと飲み物だけ、歩くだけならこれで十分、
ツアーは昼食もついていますので、そちらの心配もいりません。
焼山寺を出るともう昼前でした、駐車場の前には徳島県の名産品の
すだちが売られています、それも1個10円くらいの値段・・・・・。
歩きなら荷物になりますので絶対に買いませんが、行き帰りはバス、
結局ナップサックにいっぱいのすだちを買って、タオルは首からかけて
飲み物は手で持って、荷物はバスに置いておき歩きの出発でした。

今日でとにかく19番までつながると思うと、意味はないのですが
ニヤニヤ・・・・・1200キロのうち10キロほどつながらなくても・・・・・
こだわりと言うか律義と言うか、無意味と言うか・・・・・。
焼山寺から民宿までの間の難所は玉ヶ峰という上りが最初に
ありますが、焼山寺の上りに比べたら可愛いものでした。
民宿からさらに4キロほど歩いてツアーは終了です。
このツアーで四国を一周しょうと思えば2年くらいかかるのでしょうか。
徳島、香川は日帰りでも高知と愛媛はそうはいきません、宿泊が
ともないますが往復の時間を考えると歩くのは丸1日あるかどうか、
その分ゆっくり安心して回れます、といっても費用が・・・・・。
喉の奥に引っかかった小骨が取れたような感覚になり、次回は
立江寺から鶴林寺、さらにその先の室戸岬を目指す4泊5日の
歩きになります。

Posted by いとう茂 at 15:35│Comments(0)
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