2020年10月26日

無事に終わりました

昨日はひきこもり、不登校家族の会「えこステ」の
外来魚駆除の釣り大会でした。
暑いくらいの好天で風も収まり絶好の釣り日和でした。
参加者は遅れてきた家族とえこーのスタッフを入れて11名で、
足場の良い膳所公園の北側にある船着き場の周辺に決めて
参加者は思い思いの場所で釣り糸を垂れました。
1番最初に釣り上げたのは、ひきこもりから脱しつつある人で
自分のスマホで写真を撮ってほしいと、釣り上げたブルーギルと
一緒に収まりご満悦の表情でした。
初めて参加する当事者も2匹釣り上げて嬉しそうな笑顔を
見せてくれました。
えこーの面談や家族会にも出席できなかったのに、よく決心して
来てくれたとこちらも嬉しい笑顔です。

残念ながら参加できない家族からも連絡がありました。
本人が急に熱を出して参加できません・・・・・きっと緊張や不安な
気持ちもあったのではないでしょうか、自分では行くつもりで
いたのに、うまく感情のコントロールができなかったのかも知れません。
イベントは今回だけではないので、次の機会もお誘いしたいと思って
います。
ほとんどの参加者が魚釣りは初体験で、えさの付け方も釣れた魚の
外し方もわからない・・・・・釣りに親しむ年齢の時も生きづらさを
抱えていて釣りどころではなかったのかもしれません。

えさはちくわがメインで、ミミズなどのえさは触れない、見るのも怖い、
でも・・・・たくさん釣ろうと思えば本当はミミズの方が・・・・・。
その話しをすると・・・・次回はミミズで・・・・・ということになりましたが
触れない人ばかりでスタッフは大忙しの感がありますが、参加者が
釣り上げた魚を前にして、大喜びしている笑顔が見たいので
ミミズで行きましょう。

家から出られないひきこもりの当事者が、家から出るにはかなりの
勇気がいると思います。
えこーのイベントはこれからもほとんどがアナログのものになると
思います。
物と情報が氾濫している現代、スマホやパソコンで一人で
何かするのではなく実際に人とふれあって何かをすることに重きを
おいています、12月からは3月まで和太鼓の体験です。
これもアナログのイベントです。
来年は釣りや弁当を持って歩く会も出来れば、そして和太鼓は
スタッフ全員の特技ですのではずせません。

家にいる時間が長く年齢の割には体力のない人が多いのも実態だと
思っています。
それでも私の夢はひきこもり、不登校の当事者、家族と四国遍路に
行くことです。
歩けた実感が達成感になり自己肯定感が持てたら、もう一歩前に
進めると信じています。
夢の実現はまだまだ先ですが、そこに向かってアナログで一歩、一歩
進んでいけるイベントや面談を続けていこうと考えています。

Posted by いとう茂 at 15:28│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。