2021年09月28日

杞憂ならいいのですが・・・・

緊急事態宣言の期限は今月末までで、残りわずかになりました。
ここに来て大都市だけでなく全国的にコロナの患者数が減少しています、
それも劇的と言うか急に減少に転じている現象を見て、
疑り深いのかどうも芯から信用できない日が続きます。
そんな中で、全国的に緊急事態宣言の解除の方向で
段階的に・・・・その言葉はおそらく国民の意識から消えてしまい
一気に気持ちが緩む・・・・・。
確かにワクチン接種も若い年代にも進んでいますが、
それだけでこんなに減少するのか・・・・・。
飲食店をはじめ外食関係者は大きなダメージでしょうが、
外での飲食を控えるだけで感染者が減るものなのか、
大都市圏では毎朝通勤電車は満員でしょうし、テレワークが進んだ
と言っても製造業などどうしても出勤しなくては仕事にならない業種もあります。
感染者数を更新する県もなく、重症者の数も日を追うごとに減少しています。
いいことには違いないのですが・・・・手放しで喜べません。

大間のマグロの一本釣りではありませんが、電気ショックで一時的に
失神しているだけでは・・・・マグロはとどめを刺せば獲物に代わりますが、
コロナはとどめをどうすれば刺せるのか・・・・。
一時的に失神しているだけではないのか・・・・。
大きな鳥は高く飛ぶ前には姿勢を低くして力をためて、大地を蹴ります。
もう一回りも二回りも多い、感染者を出すために力をためている・・・・。
もうすぐ2年になります、国民にまだまだという不安はあっても、
これだけ辛抱したんだからもういいだろうという期待の方が大きくなっていないか。
1杯目のビールは冷たくておいしいものですが、
酔っぱらってしまえば何を飲んでも一緒・・・・・。
1年半前の学校の休校が決まったころの気持ちには戻れない人も
多いのではないかと思います。
ワクチン接種が終わったということが、更に気持ちに拍車がかかり
もう旅行に行ってもいいだろう、来月は孫の1歳の誕生日だから
身内が集まってお祝いをしてもいいだろう、緩んだ気持ちは
緩みだすと四方八方に伝播します。
引き締め役のワル役を買って出るよりも、
やろうやろうとはやし立てる方が誰でもいいに決まっています。

「夜、砂州で休んでいる雁の群れの周囲で人や獣の接近を見張っている雁。
転じて、見張り役。奴雁」、「「奴雁」としたのは、福沢諭吉という説もあります。
浮かれている人たちに意見して気持ちを引き締めるのは
どんな人なのだろう。
赤信号 みんなで渡れば・・・・・になりませんように。

Posted by いとう茂 at 15:07│Comments(0)
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