2021年09月27日

第16回えこちやんステーション

日曜日は16回目のえこステでした、欠席者も多かったのですが、
それでも5組の家族が集まりました。
発達障害の勉強会も最終の4回目、無事に終わることができ、
参加者の感想を聞いて次回の広報紙に掲載しようと思います。
来月は今年度2回目の外来魚駆除の釣り大会、
2組の家族に当事者に渡してもらう釣り大会への
お誘いのハガキを手渡しました。
居場所、趣味として釣りが入れば当事者も琵琶湖を眺めて
気分転換ができます。
そうなればと期待を込めて毎回、当事者には
お誘いのハガキを書いています。
手紙だと封筒を開けない・・・・そんな人も結構いますので。

発達障害の勉強会は、もちろん内容について学んでほしいと
思っていますが、「もしかしたらうちの子どもは発達障害かも知れない」
そんな疑問を持って日々の言動を確認して、
親自身がまずは発達障害の子どもかもしれないので
専門医に診断してもらおう、そうした意識が芽生えるためにも開催しました。
えこステのメンバーの中には心療内科での診断も終わり、
年金の受給が決まった人も何人かいます。
それで子どもが一生安泰で暮らせるかと言えば、
金額的には足りませんが、そこに親の貯えを足してやれば
何とかなりそうだし、足りなければ最後は生活保護という
手段もあると考えて、気持ちにゆとりの出た親もいます。

ただ、我が子が発達障害かも知れないという疑問を
否定して受け入れられないで時間が経過するのが現実で、
受け入れても次は当事者が「自分は発達障害だ」
と受け入れるまでに時間がかかります。
それでも心療内科で発達障害の診断が出れば
「それでこれまでこんなに苦しくてつらい思いをしてきたのか、
人間関係がうまくいかなかった原因はこのせいだったんだ」
と原因がわかり落ち着くケースも多くあります。
親にしても「何でうちの子はこれができないんやろと
ずっと悩んできたけど、発達障害やったってわかって腑に落ちた、
でもそれが分らずに子どもにずいぶん無理を言ってきました」
と反省の声もあります。

えこステでも参加者から「自分の子どもは発達障害だと思う」
という声も出ていましたし、年金の受給が決まった親からは、
「ほんとに受け入れるのには時間がかかったわ」という意見もありました。
一つ問題が解決して前に進むと新たな問題が出てきます。
これはひきこもりに限ったことではなく、誰でも日常生活の中でも
起きていることだと思います。
何も考えずに毎日が過ごせたら・・・・それが一番幸せかもしれません。

Posted by いとう茂 at 15:09│Comments(0)
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