2022年05月27日

頭の中で歩いてます

四国遍路もここ5・6年ご無沙汰で、4巡目の残りの札所は20余り、
車なら1泊2日で回れますが宿毛から宇和島を経て久万高原まで
歩きたいとずっと思っています。
高知最後の札所は39番延光寺、そこから宿毛まで約5キロ1時間ちょっと歩きです。
松尾か松坂だったか峠を越えると愛媛県、そこから40番の観自在寺を目指します、
1日目の泊りは観自在寺を10キロほど過ぎたあたり、
この日の距離は35から40キロ弱、このくらい歩かないと次の日が中途半端になります。
車なら山道もありますので遠回りになりますが、
宿毛から宿泊する場所まで2時間かかりません、
それを10時間ほどかけて歩く・・・何とも贅沢なことです。
この贅沢な価値が理解できないと歩いて四国一周は難しいかもしれません。
2日目は宇和島を目指して歩くだけです、札所がないので遅くなっても大丈夫、
この日も1日目と同じくらい歩きます。
3日目は宇和島から歩き始めて、41番龍光寺に続いて2キロ余りで
42番仏木寺、ここから歯長峠を越えて43番明石寺、泊りはその先になります。
1番札所の霊山寺からは一番遠い所を歩いていることになります。
ここまで3日間で歩行距離は110から120キロ近くになっていると思います、
手元に地図を置いて見ながらではなく、頭の中の地図を頼りに歩いています。

4日目はとりあえず伊予大洲を目指します、
足にも結構疲れが溜まっていますので「おはなはん通り」で休憩して、
大洲城を遠くに眺めて午前中に伊予大洲に到着、
この日の泊りは早いのですが内子あたりにします。
あと1日では久万高原の44番大宝寺には着きませんが、泊まるところは限られてきます。
のどかな風景の中にコンビニは似合いませんし、
自販機もあるかどうかといった道を歩くだけです。
泊りは送迎をしてくれるところを探します。
遍路の道沿いにある民宿なら何もしないでも泊り客は来てくれますが、
遍路道から外れた民宿はそれなりに努力をしないと営業ができませんので
四国にはこうした、送迎をしてくれる民宿が多くあります。
5日目は歩いたところまで送ってもらい、小さい峠を越えて久万高原の大宝寺を経て
10キロほど先のホテルまで歩き荷物を置いて、45番岩屋寺の長い階段を上り下りして、
2キロほど手前のホテルに宿泊です。

いよいよ最終日、ここまで6泊しています。
前日に歩いた道を戻り久万高原で一番賑やか?なところまで歩いて
だらだら上る道を3時間余り歩き、小坂峠の一番高い所から遍路道を下って
46番の浄瑠璃寺まで、ホテルで朝食を食べずに朝5時から歩き始めれば
浄瑠璃寺には1時ころに着くはずです。
浄瑠璃寺は前にお参りがすんでいますのでバスで松山へ、
午後3時の高速バスに間に合えばそれに乗って、
間に合わなければJRで高松まで出て最終の高速バスで京都まで帰ってきます。
こんなことを時々頭の中でやりながら・・・歩けるだろうか・・・歩きもしないで心配しています。
次は、今治から伊予西条のあたりまでを2・3泊で歩きます。

Posted by いとう茂 at 09:49│Comments(0)
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