2022年05月25日

前門の虎、後門の狼

前門の虎、後門の狼一つの危難や障害から身を守っても、
さらに他の危難や障害が現れることのたとえで、よく耳にする言葉です。
虎と狼はあまり良い意味では使われないようで、調べても出てくるのは強欲、
非道、貪欲、そんな意味が多くありました。
一例ですが紹介しますと、
虎狼之国(ころうのくに)・・・貪欲で他国を侵略して飽くことのない国のたとえ・・・
そんな国は今でもあります。
虎狼より漏るが恐ろし・・・・虎や狼より、
隠していることが漏れて広まってしまうことや、自分でうっかり口を滑らせて
秘密を漏らしてしまうことのほうが恐ろしい、というたとえで、
口から出た言葉は二度と戻りません。
虎の口より人の口恐ろし・・・口から出る言葉は自分だけではありません、
虎や狼による被害なら防ぎようもあるが、現代ならSNSも含めて、
人の陰口や中傷は防ぎようが無く、恐ろしいものだということ。

虎狼は防ぎ易く鼠は防ぎ難し
虎や狼を恐れながらも、人間はそれらを駆逐するすべを身につけてきました、
同様に大きな事は事前に計画を立てるなどして慎重に対処するから失敗しないが、
小さな事には準備もせずに対処するので、かえって失敗しがちであるというたとえ。
虎狼の心・・・虎や狼のように欲が深く、残忍、残虐な人間。
狼貪虎視(ろうどんこし)・・・野心が旺盛で非道で強欲なこと。
欲が深くて貪欲なはずの虎が・・・関西の虎は無欲なのか貪欲なのか・・・・。

Posted by いとう茂 at 22:15│Comments(0)
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