2022年12月09日

親子ともにもうブレません

市外の不登校の相談で嬉しい話がありました。
来年に受験を控えていますが、1年前には高校に行かないと言っていた当事者が、
親より先に受験校を決めました。
そのことで親はえこーにどうしたらいいと相談がありました。
高校に行かないと言っていたのが行くことに決めた、180度の転換です。
えこーでは、本人が行きたい高校があってそこに決めたのだから、
本人の気持ちを優先してあげるべきではないですか、と話しました。
自分のクラスの敷居は高くて入ることができません。
これまで放課後学級や支援教室も休みがちだったのが、
休まずに行けるようになった姿を見て、親に欲が出てきたのだと思います。
子どもを連れて私学のオープンキャンパスにも行ってきましたが、
子どもは無反応だったと言います。
担任との面談でも親は同じようなことを話したそうですが、
担任もえこーと同じ意見だったと言います。
担任から子どもが希望している高校に連絡を入れてもらい、親子で行つたところ、
それまでに何校か回って無反応だった子どもが、
高校の先生の話をしっかり聞いて受け答えも出来たと言います。
この子どももいくつか生きづらさを持っています、
そのことを子どもが分かっていて、ここなら休まずに通うことができると考えて決めました。
親が希望するいくつかの高校についての話も聞きました。
「お母さん、その高校に本人が休まずに通えると思いますか、
中学校は休んでも義務教育だから卒業できますが、
高校になると出席日数が足りないと留年になりますし、その次は退学しかありませんよ」
こちらの話が親に通じました「ほんとですね、
私的には〇〇がいいと思っていたのですが、
休まずに通えるかを考えると息子の選択がベストですね」と親も納得しました。
「これから受験まで親子で頑張ります」
背伸びをして届くこともあると思いますが、地に足がつかなくなると取り返しがつきません。
1年に2・3度しか顔を合わさない子どもですが、えこーに来たころに比べると、
大きく成長したのが分かります。
親子でブレずに目標に向かって進んで行って欲しいと願っています。

Posted by いとう茂 at 15:10│Comments(0)
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